なつ‐まつり【夏祭(り)】
夏季に行われる神社の祭り。疫病・災厄などをはらう祈願から発生したものが多い。《季 夏》
ななよ‐まち【七夜待ち】
神仏に七夜続けて参り祈願すること。「諸神に祈誓の—をけだいなく」〈浮・新可笑記・二〉
にんのう‐え【仁王会】
天下太平・鎮護国家を祈願するために、仁王経を講説・讃嘆する法会(ほうえ)。斉明天皇6年(660)に始まり、奈良・平安時代には年中行事化した。宮中の大極殿・紫宸殿(ししんでん)・清涼殿などで行われた。
にんのう‐こう【仁王講】
「仁王般若経」を講じ読誦する法会(ほうえ)。護国・万民豊楽を祈願して行う。
ぬさ【幣】
1 祈願をし、または、罪・けがれを払うため神前に供える幣帛(へいはく)。紙・麻・木綿(ゆう)などを使う。みてぐら。御幣(ごへい)。幣帛。 2 旅の無事を祈って贈るもの。はなむけ。「さて東に帰り下...
ねがい‐ごと【願い事】
願う事柄。特に、神仏に祈願する事柄。「—がかなう」
ねぎ‐か・く【祈ぎ掛く/祈ぎ懸く】
[動カ下二]神仏に祈願をかける。「—・くる比叡(ひえ)の社(やしろ)のゆふだすき草のかき葉もことやめてきけ」〈拾遺・神楽歌〉
ねぎ‐ごと【祈ぎ事/願ぎ事】
神仏に祈願する事柄。願い事。「若き男女の—の成就したる御礼の印だ」〈木下尚江・良人の自白〉
ね・ぐ【祈ぐ】
[動ガ四]祈願する。いのる。「いその神ふりにし恋のかみさびてたたるに我は—・ぎぞかねつる」〈拾遺・恋四〉
のう‐がく【農楽】
朝鮮の民俗芸能。農村で田植えや収穫時に、豊穣祈願・祝い・親睦などを目的に行われる楽舞。銅鑼(どら)・鉦(しょう)・杖鼓(じょうこ)・笛などを鳴らし、歌い踊る。原形は三韓時代にみられる。