つな‐びらき【綱開き】
出船の際の祝儀。船霊(ふなだま)に神酒(みき)を供え、謡曲をうたい、神酒を飲んで祝う。
つの‐だる【角樽】
柄樽(えだる)の一種。角のような大きな柄をつけ、胴を朱または黒の漆で塗り、祝儀のときの進物として酒を贈るのに用いた。
つみ‐もの【積(み)物】
1 積み重ねた物。 2 歌舞伎の興行や商店の開店のとき、祝儀の酒樽(さかだる)・俵物などを積み重ねて飾ったもの。
つゆ【露】
[名] 1 晴れた朝に草の上などにみられる水滴。地面や物体が露点以下の温度まで冷えると、大気中の水蒸気が凝結して生じる。「葉に—を置く」《季 秋》「市人の物うちかたる—のなか/蕪村」 2 わず...
つる‐かめ【鶴亀】
[名]ツルとカメ。長寿でめでたいものとして、祝儀などに用いられる。 [感]縁起直しにいう語。ふつう「つるかめつるかめ」の形で用いる。「そいつあ愜(かな)いませんぜ。— —」〈鴎外・百物語〉
つるのこ‐もち【鶴の子餅】
蒸したもち米をつき、卵形にした紅白の餅。祝儀用。
て‐あて【手当(て)】
[名](スル) 1 ある物事を予測して用意しておくこと。準備。「資金の—がつく」 2 病気やけがの処置を施すこと。また、その処置。「病院で—を受ける」「傷口を—する」 3 労働の報酬として支払わ...
てん‐とう【纏頭】
《「てんどう」とも》 1 祝儀。はな。心づけ。「駕籠舁(か)き人力車夫等への—にも思い切った額を弾んだ」〈谷崎・春琴抄〉 2 もらった衣服を頭にまとったところから、歌舞・演芸などをした者に、褒美...
とこ‐ばな【床花】
江戸時代、遊郭でなじみになったしるしに客が直接遊女に与える祝儀の金。ふつう三会目に与える。
とりのこ‐もち【鳥の子餅】
祝儀用の、平たい卵形の紅白の餅。鶴(つる)の子餅。