くまの‐かいし【熊野懐紙】
鎌倉初期、後鳥羽上皇の熊野行幸に際して催された歌会で書かれた和歌の懐紙。三十数枚が残存し、当時の代表的歌人の仮名筆跡を多く含む。
ぐ‐ひつ【愚筆】
へたな筆跡。自分の書いた文字や文章などをへりくだっていう語。
けん‐しん【検真】
民事訴訟で、証拠物である文書の真否について疑いがある場合に確かめるための証拠調べ。筆跡・印影の対照などの方法を用いる。
こ‐ひつ【古筆】
1 古人の筆跡。特に、平安時代から鎌倉時代にかけて書かれた和様書道のすぐれた筆跡をいう。 2 「古筆見(こひつみ)」の略。
ご‐しょ【御書】
他人を敬って、その書状・筆跡などをいう語。
ごん‐せき【権跡/権蹟】
《権大納言になったところから》藤原行成の筆跡。→三蹟(さんせき)
さ‐せき【佐跡/佐蹟】
藤原佐理(ふじわらのすけまさ)の筆跡。→三蹟(さんせき)
さん‐せき【三蹟/三跡】
平安中期の三人の能書家。また、その筆跡。小野道風・藤原佐理(ふじわらのすけまさ)・藤原行成(ふじわらのゆきなり)。道風の筆跡を野跡(やせき)、佐理のを佐跡(させき)、行成のを権跡(ごんせき)とい...
しゅ‐せき【手跡/手蹟】
文字の書きぶり。筆跡。
しゅ‐ひつ【手筆】
1 自分の手で書くこと。また、その筆跡。自筆。 2 著書。