かがり【篝】
1 かがり火をたく鉄製のかご。かがりかご。 2 1を用いて燃やす火。かがり火。 3 「篝屋(かがりや)」に同じ。
かがり‐かご【篝籠】
「篝(かがり)1」に同じ。
かがり‐どうろう【篝灯籠】
庭に置く灯籠。
かがり‐び【篝火】
夜間の警護・照明や漁猟などのためにたく火。かがり。 源氏物語第27巻の巻名。光源氏が、玉鬘(たまかずら)のもとで篝火をたかせ、夕霧・柏木との合奏を楽しむ。
かがりび‐そう【篝火草】
シクラメンの別名。《季 春》
かがり‐ぶね【篝船】
漁などのためにかがり火をたく船。
かがり‐や【篝屋】
篝屋(かがりや)守護の詰め所。また、そこに詰めた武士。のちに鎌倉にも設置された。夜間、辻々で篝火をたいたからいう。
かがりや‐しゅご【篝屋守護】
鎌倉幕府の職名。京都市内48か所に置かれた篝屋に宿営して、市中の治安に当たった武士。篝屋の武士。篝屋守護人。篝。