から‐くれない【唐紅/韓紅】
《舶来の紅の意》鮮やかな濃い紅の色。
かん‐べに【寒紅】
寒中に作った紅。色が鮮明で美しいとされる。特に、寒中の丑(うし)の日に買うものは小児の疱瘡(ほうそう)などに効くとされた。寒の紅。丑紅(うしべに)。《季 冬》「土産には京の—伊勢の箸(はし)/虚子」
がんらい‐こう【雁来紅】
《雁の来るころに葉が紅色になるところから》ハゲイトウの別名。《季 秋》
く【口/工/公/孔/功/垢/紅/貢】
〈口〉⇒こう 〈工〉⇒こう 〈公〉⇒こう 〈孔〉⇒こう 〈功〉⇒こう 〈垢〉⇒こう 〈紅〉⇒こう 〈貢〉⇒こう
くち‐べに【口紅】
1 化粧のために唇に塗る紅。ルージュ。 2 器物の縁、特に陶磁器の口縁を赤く彩色すること。また、彩色したもの。
くれない【紅】
《「くれ(呉)のあい(藍)」の音変化》 1 鮮明な赤色。特に、紅花の汁で染めた色。「夕日が空を—に染める」 2 ベニバナの別名。末摘花(すえつむはな)。「よそのみに見つつ恋ひなむ—の末摘む花の色...
ぐ【弘/紅】
〈弘〉⇒こう 〈紅〉⇒こう
こいべに【恋紅】
皆川博子の時代小説。遊女屋の娘の前半生を描く。昭和61年(1986)刊行。同年、第95回直木賞受賞。平成2年(1990)、続編「散りしきる花 恋紅第二部」が発表された。
こう【紅】
くれない。くれない色。べに色。「其顔色青(せい)を含み眼辺に—を帯ぶ」〈織田訳・花柳春話〉
こう【紅】
[音]コウ(漢) ク(慣) グ(呉) [訓]べに くれない あか [学習漢字]6年 〈コウ〉 1 鮮やかな赤色。くれない。「紅顔・紅茶・紅潮・紅白・紅葉/暗紅・鮮紅・淡紅」 2 べに。「紅粉」...