お‐だまき【苧環】
1 麻糸を空洞の玉のように巻いたもの。おだま。 2 キンポウゲ科の多年草。ミヤマオダマキから栽培改良されたもの。高さ20〜30センチ。全体に白粉を帯び、葉は長い柄をもち、扇形の小葉からなる複葉。...
おと‐ず・れる【訪れる】
[動ラ下一][文]おとづ・る[ラ下二]《「音連(つ)れる」の意》 1 人やある場所をたずねる。訪問する。「新居を—・れる」 2 季節やある状況がやって来る。「夏が—・れる」「やっと平和が—・れた...
おと‐ない
1 訪れ。訪問。「友の—を待つ」 2 音がすること。その響き。また、音から判断されるようすや気配。「なつかしう、うちそよめく—あてはかなりと、聞き給ひて」〈源・若紫〉 3 評判。とりざた。「世の...
おどりこ‐そう【踊子草】
シソ科の多年草。山野のやや日陰に生え、高さ30〜50センチ。茎は四角柱で、節に長い毛がある。葉は卵形で対生する。4〜6月ごろ、葉の付け根ごとに淡紅紫色または白色の唇形の花を輪生する。名は、花を笠...
おに‐あざみ【鬼薊】
1 キク科の多年草。日本特産で、本州の山中に自生。高さ0.5〜1メートル。全体に毛が多い。葉は基部が広く、縁に長いとげがある。6〜9月ごろ、粘りけのある紫色の頭状花をつける。 2 一般に、夏から...
お‐にく【御肉】
ハマウツボ科の一年草。ミヤマハンノキの根に寄生し、高さ15〜30センチ。根茎は寄主の根を包んで伸び、黄褐色の鱗片葉(りんぺんよう)が覆う。夏、茎の先が膨らんで暗紫色の花を穂状につける。全草を干し...
おに‐たびらこ【鬼田平子】
キク科の一年草または越年草。道端などに生え、茎は直立して高さ1メートルにもなる。茎・葉ともに褐紫色を帯び、細毛をもつ。葉は茎の下部につき、縁は羽状に裂けている。初春から秋に、黄色の頭状花が密につく。
おに‐ばす【鬼蓮】
スイレン科の水生の一年草。池沼に生える。全体にとげがあり、葉は円形で大きく、しわと光沢があり、水面に浮かぶ。夏、花柄を伸ばし鮮紫色の花が咲く。種子は球形で、食用。また漢方で芡実(けんじつ)といい...
おに‐ゆり【鬼百合】
ユリ科の多年草。山野に自生し、高さ約1メートル。地下に白い鱗茎(りんけい)をもつ。葉は細長く、付け根に黒紫色のむかごを生じる。夏、紫色の斑点のある黄赤色の花が咲く。鱗茎は食用。観賞用に栽培。《季 夏》
お‐ひらき【御開き】
1 祝宴や会合などが終わること。「終わる」「閉じる」などというのを忌んでいう。「—にする」 2 落ち延びることをいう忌み詞。「まづ筑紫へ—候へかし」〈太平記・一五〉