オキシテトラサイクリン【oxytetracycline】
放線菌の一種から分離された抗生物質の一。苦味のある黄色結晶。グラム陽性菌・陰性菌やリケッチア、一部のウイルスに有効で、医薬・農薬・食品保存料に利用。
おに‐みかげ【鬼御影】
1 和歌山県新宮市の明神山から産する結晶の大きい流紋岩。 2 粗粒の花崗岩(かこうがん)。
オルト‐ベンゾキノン【ortho-benzoquinone】
ベンゾキノンの異性体の一つ。不揮発性の赤色結晶で、ベンゼンやアセトンなどに溶ける。O-ベンゾキノン。→パラベンゾキノン
おんきょう‐でんきこうか【音響電気効果】
結晶内の自由電子が音波の影響を受ける現象。半導体結晶に超音波を照射すると、音波の進行方向に電位差が生じることが知られている。
オングストローム【angstrom】
光学や結晶学で用いられる長さの単位。1億分の1センチ、すなわち0.1ナノメートル。スウェーデンの物理学者オングストレームが太陽光の波長を記載するのに用いたことにちなむ名。記号AまたはÅ
オーステナイト【austenite】
焼き入れをした鋼の組織名の一。鉄がセ氏910〜1400度で結晶形が変化し、立方最密構造となったγ(ガンマ)鉄に、炭素が溶け込んだもの。名は英国の鉄鋼学者オースティン(W=C=R=Austein)...
かい‐じゅうせき【灰重石】
カルシウムのタングステン酸塩鉱物。無色・白色・淡黄色などで透明、ガラス光沢があり、紫外線を当てると青色の蛍光を示す。錐状の結晶が普通。正方晶系。タングステンの主な鉱石。
かい‐チタンせき【灰チタン石】
基本的な化学組成をチタン酸カルシウム(CaTiO3)とする複酸化物からなる鉱物。高温で等軸晶系、低温でペロブスカイト構造という結晶構造をとる。超塩基性岩、アルカリ深成岩、キンバーライト中などに産...
かい‐ちょうせき【灰長石】
斜長石の一。カルシウムに富み、白色または灰白色で、半透明の柱状結晶。三斜晶系。玄武岩・斑糲岩(はんれいがん)中などに多い。アノーサイト。
かいにん‐さん【海人酸】
海人草(かいにんそう)の水浸エキスから得られるアミノ酸の一。無色の結晶。回虫などの駆虫有効成分。