でき【溺】
[常用漢字] [音]デキ(漢) [訓]おぼれる 1 水におぼれる。「溺死」 2 あることに心を奪われ、他を顧みない。「溺愛/耽溺(たんでき)・惑溺」
どく【読〔讀〕】
[音]ドク(呉) トク(漢) トウ(漢) [訓]よむ [学習漢字]2年 〈ドク〉 1 文や本をよむ。「読解・読者・読書・読破/愛読・一読・音読・熟読・素読・代読・耽読(たんどく)・通読・拝読・...
ながい‐かふう【永井荷風】
[1879〜1959]小説家。東京の生まれ。本名、壮吉。広津柳浪に師事、ゾラの影響を受けて「地獄の花」を発表。アメリカ・フランス遊学後、「あめりか物語」「ふらんす物語」や「すみだ川」などを執筆、...
パン‐の‐かい【パンの会】
《Pānはギリシャ神話の神の名》明治末期の青年文芸・美術家の懇談会。反自然主義を掲げ、耽美(たんび)的傾向の新しい芸術運動を起こした。北原白秋・木下杢太郎(きのしたもくたろう)・吉井勇・石井柏亭...
び【美】
[音]ビ(漢) ミ(呉) [訓]うつくしい [学習漢字]3年 1 見た目にすばらしい。形がよい。うつくしさ。「美観・美醜・美術・美人・美文・美貌(びぼう)・美麗/艶美(えんび)・華美・審美・耽美...
ビアズリー【Aubrey Vincent Beardsley】
[1872〜1898]英国の画家。黒白の対比と流麗な描線で幻想と現実とが交錯した挿絵を描き、英国の世紀末耽美(たんび)主義を代表する人物とされる。挿絵「サロメ」など。
ビスコンティ【Luchino Visconti】
[1906〜1976]イタリアの映画監督・舞台演出家。ミラノの貴族出身。ネオレアリズモから出発し、のち没落貴族の心象を投影した重厚で耽美(たんび)的な世界を描いた。作「夏の嵐」「ベニスに死す」など。
ポー【Edgar Allan Poe】
[1809〜1849]米国の詩人・小説家。音楽的諧調を重視した耽美的な詩は、純粋詩の詩論とともに象徴派などに大きな影響を与えた。また、怪奇的、幻想的な短編小説を発表し、推理小説の開拓者ともされる...
みたぶんがく【三田文学】
文芸雑誌。明治43年(1910)5月、慶応義塾大学文学部の三田文学会の機関誌として、永井荷風らを中心に創刊。耽美的色彩が強く、自然主義文学系の「早稲田文学」と対立した。久保田万太郎・佐藤春夫・水...
メタンフェタミン【methamphetamine】
覚醒(かくせい)剤の一種。中枢神経系の興奮作用が強く、習慣・耽溺(たんでき)性をもつ。商標名ヒロポンの名で知られる。