せんにん‐も【仙人藻】
ヒルムシロ科の多年草。池沼や湖に生える。根茎は泥中をはい、葉は線形で水中にある。7月ごろ、枝の先にまばらな花穂をつける。
ち‐がや【茅/茅萱/白茅】
イネ科の多年草。原野に群生し、高さ約60センチ。晩春、葉より先に「つばな」とよぶ円柱状の花穂をつける。根茎を漢方で茅根(ぼうこん)といい、利尿・止血薬とする。しげちがや。《季 秋》「すごすごと日...
ち‐ばな【茅花】
チガヤの花穂。つばな。
チモシー【timothy】
イネ科の多年草。高さ約1メートル。夏、茎の先に細長い円柱状の花穂をつける。明治の初めに牧草として輸入されたが、現在は各地に自生。発芽したものは鮮緑色で、絹糸草とよばれる。
つ‐ばな【茅花】
チガヤの花穂。また、チガヤの別名。《季 春》「おそろしき迄穂に出る—かな/子規」
とう‐もろこし【玉蜀黍】
イネ科の一年草。高さ2〜3メートル。茎は中に白い髄が詰まり、節に細長い葉が互生する。夏、茎頂に雄花穂を円錐状につけ、雌花穂は中ほどの葉の付け根につける。雌花は太い軸に多数規則正しく並び、数枚の苞...
ときわ‐ぎょりゅう【常磐御柳】
モクマオウ科の常緑高木。枝の節にうろこ状の小さい葉が輪生。初夏、雄花穂をつける。オーストラリアの原産で、並木・防風林として暖地に植えられる。
ねこ‐やなぎ【猫柳】
ヤナギ科の落葉低木。川岸に多く、葉は長楕円形で、裏は白みがかっている。雌雄異株。早春、葉より先に、赤褐色の鱗片(りんぺん)が取れて白い毛を密生した雄花穂や雌花穂が現れる。かわやなぎ。えのころやな...
の‐ぐるみ【野胡桃】
クルミ科の落葉高木。日当たりのよい山地に生え、高さ約10メートル。葉は長楕円形で羽状複葉。6、7月ごろ、黄色の花穂が集まって直立してつく。実は染料に用いる。のぶのき。
はしばみ【榛】
カバノキ科の落葉低木。日当たりのよい地に生え、高さ約5メートルに達する。葉は円形で先がとがり、縁に不規則なぎざぎざがある。3月ごろ葉より先に、黄褐色の尾状の雄花穂と紅色の雌花とがつく。実はどんぐ...