はっ‐か【薄荷】
1 ㋐シソ科の多年草。湿気のある所に生え、高さ20〜60センチ。全体に芳香がある。茎は四角柱で、長楕円形の葉が対生する。8〜10月、葉の付け根に淡紫色の唇形の小花が群がってつく。葉にはメントール...
はんげ‐しょう【半夏生】
1 雑節の一。太陽が黄経100度にある日で、夏至から11日目。7月2日ごろにあたる。このころから梅雨が明け、田にカラスビシャク(半夏)が生えるのを目安に田植えの終期とされてきた。半夏(はんげ)。...
はん‐の‐き【榛の木】
カバノキ科の落葉高木。山林中の湿地に自生し、高さ約17メートル。葉は楕円形で縁にぎざぎざがある。早春、葉より先に、黒紫褐色の尾状の雄花穂と紅紫色の楕円状の雌花穂とがつく。実は小さく、松かさ状。水...
ばっこ‐やなぎ【跋扈柳】
ヤナギ科の落葉高木。山野に生え、葉は長楕円形で裏面に白い綿毛が密生。雌雄異株。4、5月ごろ葉に先だち、黄色の楕円形の雄花穂、ねじれた長楕円形の雌花穂をつける。やまねこやなぎ。
ひご‐くさ【肥後草】
カヤツリグサ科の多年草。林下に生え、高さ20〜35センチ。細長い根茎が地中をはう。葉は線形。初夏、茎の頂に、線形の淡緑色の雄花穂を1個、下方に雌花穂を数個つける。
ひとり‐しずか【一人静】
センリョウ科の多年草。山野に生え、高さ20〜30センチ。二対の葉が対生してつき輪生状に見える。早春、葉の間から1本の穂を出し、白い小花を穂状につける。花びらはなく、糸状の雄しべが目立つ。よしのし...
ふたり‐しずか【二人静】
センリョウ科の多年草。山地の林下に生え、高さ約30センチ。茎の上部に葉が二対対生し、十字状をなす。4、5月ごろ、葉の間から花穂を2または3本出し、白い小花を多数つける。実は緑色で球形。さおとめば...
ブラシ‐の‐き【ブラシの木】
フトモモ科の常緑低木。葉は披針形(ひしんけい)で、互生する。5、6月ごろ、多数の小花が穂状に集まって咲く。花びら・萼(がく)は小さく、雄しべは50本ほどもあり濃紅色で長く、花穂が瓶を洗うブラシに...
ペペロミア【(ラテン)Peperomia】
コショウ科ペペロミア属の多年草の総称。葉は心臓形で、白い縞模様のものなどがある。花は円筒形の花穂につく。熱帯アメリカなどに産し、観葉植物とされる。
ほ‐たで【穂蓼】
タデの、花穂が出たもの。タデの花。《季 秋》「甲斐がねや—の上を塩車/蕪村」