おち‐おち【落ち落ち】
[副](あとに打消しの語を伴って)落ち着いて。安心して。「忙しくて—食事もしていられない」
かいだん‐おち【階段落ち】
映画や演劇などで、人が階段を転げ落ちるシーン。役者やスタントマンに大きな危険が伴う。 [補説]映画「蒲田行進曲」は、ダイナミックな階段落ち自体と、危険なそのスタントを買って出る大部屋俳優の悲哀が見物。
かく‐おち【格落ち】
[名](スル)地位や等級などが、ほかに比べて低かったり、以前より下がったりすること。「—の米」「—損(=事故歴のある自動車の価格が下がること)」
かく‐おち【角落ち】
将棋で、上手(うわて)が自分の駒のうちから角行を外して対局すること。
かけ‐おち【駆(け)落ち/駈け落ち/欠(け)落ち】
[名](スル) 1 結婚を許されない相愛の男女がひそかによその土地に逃れること。「親に結婚を反対されて—する」 2 ひそかに逃げること。逐電。出奔。「あとに残った人は自分の—の為に助かるに違いな...
かさね‐おち【重ね落ち】
庭園の滝で、二重三重と階段状に水が流れ落ちるようにしたもの。
かざ‐おち【風落ち】
果実が風のために落ちること。また、その落ちたもの。「道の辺のかへの—拾ふとて木の下がくれ行きぞやられぬ」〈新撰六帖・六〉
かた‐おち【型落ち】
最新型が出たために古い型式となった製品。型落ち品。「—のパソコンがお買い得」
かた‐おち【片落ち】
[名] 1 欠けたり切り落としたりした、残りの一方の部分。「鯛(たい)の—」 2 預金または貸し出しの利息計算で、預け入れ日・貸し出し日、または払い戻し日・返済日の一方に、利息をつけないこと。...
かた‐ておち【片手落ち】
[名・形動]配慮や注意が一方にだけかたより、判断などの不公平なこと。また、そのさま。偏頗(へんぱ)。「—な(の)処置」