かみ‐おくり【神送り】
1 陰暦9月晦日(みそか)、または10月1日に、全国の神々が出雲大社へ旅立つこと。また、これを送る行事。この日は強い風が吹くといわれる。《季 冬》「しぐれずに空行く風や—/子規」⇔神迎え。 2 ...
かむ‐ごと【神言/神語】
「かみごと(神言)1」に同じ。「住吉(すみのえ)に斎(いつ)く祝(はふり)が—と行くとも来とも舟は早けむ」〈万・四二四三〉
かむ‐なび【神奈備】
上代、神霊の鎮座すると信じられた山や森。かみなび。かんなび。「—の山下とよみ行く水に」〈万・二一六二〉
かよい‐ばこ【通い箱】
1 商店や製造元などが、取引先や得意先に注文の品物を入れて届けるのに使う箱。 2 掛け売りの通い帳を入れる箱。 3 座敷飾りの小箱。もとは、医者へ薬を取りに行くときに用いた。
かわ‐じ【川路】
川に沿った道。また、川へ行く道。「上野(かみつけの)乎度(をど)の多杼里(たどり)が—にも児らは逢はなもひとりのみして」〈万・三四〇五〉
かわ‐づたい【川伝い】
川に沿って行くこと。
かん‐げつ【寒月】
冬の夜の冷たくさえわたった光の月。《季 冬》「—や我ひとり行く橋の音/太祇」
かん‐こう【間行】
[名](スル)こっそりと隠れて行くこと。忍び歩き。「父兄—して難を避け」〈東海散士・佳人之奇遇〉
がてら
《「がてり」の音変化とも》 [接助]動詞、および動詞型活用語の連用形に付いて、ある事柄をするときに、それを機会に他の事柄をもする意を表す。…のついでに。…かたがた。…しながら、その一方で。「外...
がも
[終助]《上代語》(「もがも」の形で)自己の希望を表す。…があればなあ。…でありたい。「み空行く雲にも—高飛ぶ鳥にも—」〈万・五三四〉