あげ‐うら【上(げ)裏】
1 日本建築で、軒の裏側などの、下から直接見える部分。 2 《「仕上げ裏打ち」の略》軸物や額などを表装するとき、最後の仕上げとしてする裏打ち。
あさ‐うら【麻裏】
「麻裏草履」の略。
あさぎ‐うら【浅葱裏】
1 着物の裏地で浅葱色のもの。また、その裏地をつけた着物。 2 《多く浅葱裏の着物を着たところから》遊里で、江戸勤番に出てきたやぼな田舎武士をあざけっていう語。「まだ出来ぬ顔へしかける—」〈柳多...
あし‐うら【足裏/蹠】
足の裏。
あんあん‐り【暗暗裏/暗暗裡】
(「暗暗裏に」「暗暗裏の」の形で)人の知らないうち。ひそかな状態。内々(ないない)。「—に事を運ぶ」「—の約束」
いま‐だいり【今内裏】
皇居が焼失したときなどの仮の皇居。「—の東(ひむがし)をば北の陣といふ」〈枕・一二〉
いろり【囲炉裏】
室内の床の一部を四角に切り抜いて火をたくようにした場所。暖房・煮炊きに用いる。炉。《季 冬》「大原女の足投げ出して—哉/召波」 [補説]「囲炉裏」は当て字。
うち‐うら【内裏】
1 内輪(うちわ)。内緒。「—の事情に通じない正雄の母は」〈小山内・大川端〉 2 着物などの裏につける布。
うら【裏】
1 ㋐二面ある物の、表面と反対側の面。裏面(りめん)。うしろ。「写真の—に撮影年月日を記す」「紙の表と—を間違える」⇔表。 ㋑物体の、こちらからは見えない向こう側の面。「月の—」 ㋒物体の、下に...
えい‐り【影裏】
日光の当たらない所。陰裏(かげうら)。 [補説]書名別項。→影裏