きいぞくふどき【紀伊続風土記】
紀伊国の地誌。文化3年(1806)、江戸幕府の命により、紀州藩が藩内学者に編ませたもの。儒学者、仁井田好古を主任とし、仁井田長群・本居内遠・加納諸平などが編纂(へんさん)に携わり、天保10年(1...
きえたおとこのにっき【消えた男の日記】
《原題、(チェコ)Zápisník zmizelého》ヤナーチェクの連作歌曲集。全22曲。テノール、ソプラノ独唱および女声合唱とピアノ伴奏からなる。1917年から1919年にかけて作曲。美しい...
きかにっき【帰家日記】
江戸前期の紀行文。井上通著。元禄3年(1690)刊。元禄2年(1689)、仕えていた養性院の死去にともない、江戸から東海道を経て讃岐(さぬき)へと帰国した旅の様子を記したもの。
き‐き【既記】
すでに記したこと。
きっさようじょうき【喫茶養生記】
鎌倉前期の茶道書。2巻。栄西(えいさい)著。建保2年(1214)成立。茶種を日本にもたらした栄西が、茶の栽培、喫茶の方法、喫茶による養生などについて記したもの。
きゅう‐き【旧記】
昔の事柄を記した文書。
きょう‐き【強記/彊記】
[名](スル)記憶力がすぐれていること。また、よく記憶すること。「博覧—」「牡牛は驢馬の忠告を—し」〈永峰秀樹訳・暴夜物語〉
きょうげんき【狂言記】
江戸時代に読み物として流布した、狂言詞章の版本の総称。万治3年(1660)から享保15年(1730)にかけて刊行された「ゑ入狂言記」「新板絵入狂言記外五十番」「絵入続狂言記」「絵入狂言記拾遺」の...
きょうじんにっき【狂人日記】
《原題、(ロシア)Zapiski sumashedshawo》ゴーゴリの短編小説。下級官僚が次第に心を病み、ついにはスペイン王であることを主張するさまが日記形式でつづられる。 魯迅の短編小説...
きょうふうき【狂風記】
石川淳の長編小説。昭和46年(1971)から昭和55年(1980)にかけて連載。神話、伝奇、SF、バイオレンスなどの要素を取り入れ若者の支持を得た。