じぶんはみた【自分は見た】
千家元麿の第1詩集。大正7年(1918)刊。装丁は岸田劉生。
ジプシーかしゅう【ジプシー歌集】
《原題、(スペイン)Primer romancero gitano》ガルシア=ロルカの詩集。1928年刊行。グラナダの風土や民衆の姿を描いた18篇の詩編からなる。別邦題「ジプシーのロマンセ集」。
じゃしゅうもん【邪宗門】
北原白秋の第1詩集。明治42年(1909)刊。官能的で異国情緒にあふれた象徴詩を収める。 芥川竜之介の未完の小説。大正7年(1918)発表。「地獄変」の後日談。 高橋和巳の長編小説。新興宗...
じゅうはっさいのししゅう【十八歳の詩集】
井上光晴の詩集。著者の没後の平成9年(1997)に発見された、18歳前後の頃に書かれた詩帖から抜粋した詩を中心とする。平成10年(1998)刊行。
じゅうゆふじ【重油富士】
小野十三郎の詩集。昭和31年(1956)刊。
じゅもくは【樹木派】
高見順の第1詩集。昭和25年(1950)刊。
じゅん‐じょう【殉情】
感情のおもむくままに自分をゆだねること。「—の人は歌うことにこそ纔(わずか)に慰めはあれ」〈佐藤春夫・殉情詩集〉
じゅんじょうししゅう【殉情詩集】
佐藤春夫の第1詩集。大正10年(1921)刊。五・七、七・五の文語調を用いた叙情詩23編を収録。
じゅんじょうしょうきょくしゅう【純情小曲集】
萩原朔太郎による詩集。大正14年(1925)刊行。北原白秋に捧げられている。少年期の作品集「愛憐詩篇」と、大正10年(1921)以降に発表した作品集「郷土望景詩」の2部からなる。
じゆう‐し【自由詩】
伝統的な詩の韻律・形式にとらわれず、自由な内容や形式で作る詩。ホイットマンの詩集「草の葉」がその先駆的な作品とされる。日本では、川路柳虹(かわじりゅうこう)の口語自由詩に始まる。→定型詩