しんてい‐ずく【心底尽く】
相手の考え、気持ちに頼って物事をすること。誠意を貫きとおすこと。「色も恋も打ちこして、—の二人が仲」〈浄・盛衰記〉
じつ‐い【実意】
1 言動の裏に隠されている本当の意図。真意。本心。「—を問いただす」 2 誠意のこもった思いやりの気持ち。まごころ。「—を尽くす」
じつ‐ぎ【実義】
[名・形動ナリ] 1 誠意。まごころ。また、誠意のあるさま。「憍慢(けうまん)のみあって—おはしまさず」〈太平記・二七〉 2 真実の意義。道理。「寂滅無常の—をも述べずして」〈浄・大原問答〉
じょう【情】
1 物に感じて動く心の働き。感情。「憂国の—」「好悪の—」「知—意」 2 他人に対する思いやりの気持ち。なさけ。人情。「—の深い人」「—にもろい」 3 まごころ。誠意。 4 意地。 5 特定の相...
じょう‐ぎ【情誼/情義/情宜】
人とつきあう上での人情や誠意。「—に厚い人」
情(じょう)を立(た)・てる
義理立てする。誠意を示す。「男に—・てる」
女郎(じょろう)に誠(まこと)があれば晦日(みそか)に月(つき)が出(で)る
《陰暦では晦日に月が出ないところから》遊女が誠意をもって接するはずがないことのたとえ。
せい【誠】
[音]セイ(漢) [訓]まこと [学習漢字]6年 うそ偽りのない心。まごころ。まこと。「誠意・誠実/至誠・赤誠・丹誠・忠誠・熱誠」 [名のり]あき・あきら・かね・さと・さね・しげ・すみ・たか・た...
せい‐しん【誠心】
偽りのない心。まごころ。「—誠意」
ぜん‐じゅう【善柔】
1 表面は柔和で、内心は誠意のないこと。また、その人。「苦言を悪み—を好し」〈阪谷素・明六雑誌四三〉 2 善良で気の弱いこと。