いさめ【諫め】
1 いさめること。忠告。諫言(かんげん)。「臣下の—を用いる」 2 神仏の、いましめ。禁制。「あふみちは神の—にさはらねど法(のり)のむしろにをれば立たぬぞ」〈和泉式部日記〉
いさ・める【諫める】
[動マ下一][文]いさ・む[マ下二] 1 主に目上の人に対して、その過ちや悪い点を指摘し、改めるように忠告する。諫言(かんげん)する。「主君の愚行を—・める」 2 いましめる。禁止する。「なべて...
かん【諫】
[音]カン(漢) [訓]いさめる 目上、特に君主に対して、過ちを改めるように直言する。「諫言・諫止・諫臣/極諫・切諫・直諫・諷諫(ふうかん)」 [名のり]いさ・いさむ・ただ
かん‐こ【諫鼓】
中国の伝説上の聖天子が、君主に諫言をしようとする者に打ち鳴らさせるために、朝廷の門前に設けたという鼓。いさめのつづみ。
かん‐しん【諫臣】
主君に諫言(かんげん)する家臣。「人君にして—がなければ正を失い」〈中島敦・弟子〉
せっ‐かん【折檻】
[名](スル)《漢の孝成帝が、朱雲の強いいさめを怒り、朝廷から引きずり出そうとしたとき、朱雲が欄檻(らんかん)につかまったため、それが折れたという「漢書」朱雲伝の故事から》 1 厳しくしかったり...
ひょうま‐づ・く
[動カ四]小馬鹿にしておどける。ちゃかす。「諫言申すがお気に入らぬか、—・いたる御詞」〈浄・千匹犬〉 [補説]歴史的仮名遣いは未詳。「ひゃうまづく」または「へうまづく」か。