たのむ‐の‐いわい【田の実の祝(い)】
1 陰暦8月1日、稲の初穂を田の神・氏神などに供える穂掛けの行事。また、贈り物を相互に取り交わした民間行事。田の実の節。 2 《「たのむ」が「頼む」に通じるところから》主君に太刀・馬・唐物などを...
ため‐つ‐もの【多明物/多米都物/味物】
1 味のよい食べ物。うまいもの。「鼻口また尻より、種々(くさぐさ)の—を取り出(いだ)して」〈記・上〉 2 大嘗会(だいじょうえ)のとき、臣下に賜る酒・食べ物の総称。「献ずるところの—」〈貞観儀...
つい‐し【追賜】
[名](スル)死後に位階などを賜ること。
天(てん)の美禄(びろく)
《「漢書」食貨志から。天から賜る厚い俸禄(ほうろく)の意》酒の異称。
てん‐ぱい【天杯/天盃】
天皇から賜る杯。酒を他の杯に移して飲むのが礼。「左府—を給はりて、例のごとくかはらけを移して飲みて」〈著聞集・一八〉
とく‐し【特賜】
特別に賜ること。また、その物。
との‐もり【主殿/殿守】
1 主殿寮(とのもりょう)の下級役人。 2 宮中の雑役や、蔵人(くろうど)拝賀のとき賜る湯づけの給仕をした女官。
とん‐じき【屯食/頓食】
1 平安・鎌倉時代、宮中や貴族の宴会のとき、庭上で下仕えの者に賜る酒食をのせた台。また、そこにのせた食物。特に、強飯(こわめし)を卵形に握り固めたもの。 2 《「どんじき」と発音》江戸時代、京都...
にん‐ぷ【任符】
除目(じもく)で、国司に新任されたときに賜る太政官符。任地に携行して身分を証明した。
ばん‐しょく【伴食】
[名](スル) 1 主客の伴(とも)をして、ごちそうになること。相伴(しょうばん)。陪食(ばいしょく)。「—の栄を賜る」 2 実力や実権がなく、その職にあっても何もせず他の人のなすに任せているこ...