けってい‐だ【決定打】
1 野球などで、試合の勝敗を決める一打。 2 転じて、最後にとどめをさす行為。物事の決着をつける言行。
け‐らい【家来】
1 主君や主家に仕える者。家臣。従者。 2 親・尊族を敬い礼を尽くすこと。転じて、他人に礼を尽くすこと。「文籍(ぶんせき)にも—といふことあるべくや」〈源・藤裏葉〉 3 朝廷の公事(くじ)や故実...
けん‐ご【堅固】
[名・形動] 1 かたくて、こわれにくいこと。転じて、意志がかたく、しっかりしていること。また、そのさま。「—なつくり」「—な決心」 2 守りがしっかりしていて、攻められても容易には破られない...
けん‐じ【剣璽】
1 天子の象徴としての剣と印章。転じて、帝位。 2 三種の神器のうち、草薙剣(くさなぎのつるぎ)と八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)。また、三種の神器の総称。
けん‐ち【軒輊】
[名](スル)《「軒」は車の前が高い、「輊」は車の前が低い意》上がり下がり。高低。転じて、優劣・軽重・大小などの差があること。「個人的欲求と社会的欲求とが—するという考えは」〈有島・惜みなく愛は奪ふ〉
乾(けん)を旋(めぐ)らし坤(こん)を転(てん)ず
《韓愈「潮州謝上表」から》天地をひっくり返す。転じて、局面を一新する。
げい‐ざ【猊座】
《「猊」は狻猊(さんげい)のことで、獅子(しし)の意》仏のすわる座。転じて、高僧の座。獅子座。
げき‐りん【逆鱗】
《竜のあごの下にある逆さに生えたうろこに人が触れると、竜が怒ってその人を殺すという「韓非子」説難の故事から》天子の怒り。転じて、目上の人の怒り。
げ‐こく‐じょう【下剋上/下克上】
1 下の者が上の者に打ち勝って権力を手中にすること。南北朝時代から戦国時代、農民が領主に反抗して一揆として蜂起し、また、家臣が主家を滅ぼして守護大名や戦国大名になっていった乱世の社会風潮をいう。...
げっけい‐かん【月桂冠】
葉のついた月桂樹の枝を輪にして冠としたもの。古代ギリシャで、競技の優勝者などに名誉のしるしとして与えた。転じて、最も名誉ある地位、また、そのしるし。