あく‐まで【飽く迄】
[副]《動詞「あ(飽)く」の連体形+副助詞「まで」から》 1 物事を最後までやりとおすさま。徹底的に。「—(も)自説を貫く」 2 どこまでも。全く。「—(も)青い海」 3 《どこまでいってもその...
あくる【明くる】
[連体]《動詞「あ(明)く」の連体形から》夜・月・年などが明けての。次の。翌。「—四月一日」
あけ‐やら‐ぬ【明け遣らぬ】
[連語]《動詞「あ(明)く」(下二)の連用形+補助動詞「や(遣)る」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形》まだ夜が明けきっていない。「まだ—東の空」
あしき【悪しき】
[連体]《形容詞「あ(悪)し」の連体形から》悪い。よくない。いけない。「業界の—慣習」 →悪し[補説](1)
あた・う【能う】
[動ワ五(ハ四)]《もと必ず打消しを伴い、活用語の連体形に「こと」や助詞「に」を付けて「…にあたわず」「…ことあたわず」の形で多く用いられたが、明治以後は肯定の言い方もみられる》 1 可能の意を...
あら‐ぬ【有らぬ】
[連体]《動詞「あり」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連体形から。そうあるはずではない事柄をさしていう》 1 違った。別の。無関係の。「—方向に走り去る」 2 意外な。思いもかけない。「—うわさ...
あら‐ゆる
[連体]《動詞「あり」の未然形+上代の可能の助動詞「ゆ」の連体形から。ありうる、の意》あるかぎりの。すべての。「—角度から検討する」「—可能性」 [補説]古く「所有」「所在」などと書いた。
あられ‐ぬ
[連語]《連語「あらる」+打消しの助動詞「ず」の連体形》あるまじき。とんでもない。「山林に入りても餓(う)ゑを助け、嵐を防ぐよすがなくては—わざなれば」〈徒然・五八〉
あり・うる【有り得る】
[動ア下二][文]あり・う[ア下二] 1 起こる可能性がある。当然考えられる。「すでに手遅れということも—・うる」「事故の発生は—・うることだ」 2 世の中にあることができる。生きていくことがで...
あり‐ける【有りける/在りける】
[連語]《動詞「あり」の連用形+過去の助動詞「けり」の連体形。連体詞的に用いる》さっきの。例の。「—女童なむ、この歌を詠める」〈土佐〉