出典:gooニュース
いわきで津波遺留品のお焚きあげ 取りに来ない遺族の思い「わかる」
だから、津波遺留品を取りに来なかった遺族の気持ちも分かる。「引きずりたくないんでしょう、きっと」 遺留品を焼却炉へ入れた区長の鈴木幸長さん(72)は「引き取り手のない遺留品は、きっと亡くなった人の物だと思う。何も持たずあの世に行かれたはずで、今やっとお返しできたのではないか」と話した。(西堀岳路)
【津波遺留品】3.11から14年 遺留品返還を終了する自治体も 最後の返還期間に探しに来た人たちの思いは…『every.特集』
14年前、津波によって流された持ち主不明の遺留品。年々引き取り手が少なくなる中、返還事業を終了する自治体も。最後の返還期間に探しに来た人たちの思いは…。※詳しくは動画をご覧ください。(2025年3月11日放送「news every.」より)
引き取り手のない遺留品、14年たった今も47万点…保管の自治体「いつまで続けるべきか」
被災地では人口流出や復興事業で整備された施設の維持などに加え、がれきから見つかった遺留品の保管も課題となっている。引き取り手のない遺留品は少なくとも47万点に上っており、自治体は経年劣化や保管費用の負担に苦慮している。 持ち主が分からない日記や写真、ランドセルなどの遺留品は大半が津波にのまれたとみられ、これまでに190万点が遺族らに返却されている。
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