きょう‐ほう【教法】
1 (ケウハフ) 物事を教える方法。 2 (ケウホフ) 《古くは「きょうぼう」とも》仏、特に釈迦(しゃか)の説いた教え。「釈尊の—を学んで」〈義経記・二〉
きょう‐ぼう【経法】
釈迦(しゃか)が説き経に書かれた教え。
ぎおん‐しょうじゃ【祇園精舎】
《(梵)Jetavana-vihāraの訳》須達(しゅだつ)長者が、中インドの舎衛城(しゃえじょう)の南にある祇陀(ぎだ)太子の林苑を買い取り、釈迦とその教団のために建てた僧坊。祇陀林寺。
くおん‐じつじょう【久遠実成】
仏語。法華経(ほけきょう)思想の一。釈迦仏がこの世に生まれたのは仮の姿にすぎず、永遠の昔に悟りを開き成仏して限りない時間を人々の教化に尽くしてきたと説くもの。久成正覚(くじょうしょうがく)。
くおん‐ぶつ【久遠仏】
仏語。永遠の昔から人々を教化してきた仏。久遠実成の仏。釈迦仏・阿弥陀仏のこと。
クシナガラ‐じょう【クシナガラ城】
《(梵)Kuśinagara》古代インドのマラ国の首都クシナガラ付近にあった城。現在はウッタルプラデシュ州東端のカシア付近にあたる。城外で釈迦(しゃか)が入滅した聖地として知られる。クシナ城。 ...
くしゃ‐まんだら【倶舎曼荼羅】
東大寺蔵、平安末期作の曼荼羅。釈迦三尊(しゃかさんぞん)を倶舎宗の祖師や仏弟子が半円形に囲み、後方に梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしゃくてん)、四隅に四天王を配置してある図。
くものいと【蜘蛛の糸】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「蜘蛛糸梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」。金井三笑作詞、初世佐々木市蔵作曲。明和2年(1765)江戸市村座初演。土蜘蛛の精が、切り禿(かむろ)の少女・...
クワドラングル【Quadrangle】
スリランカ中部の古都ポロンナルワにある、城壁に囲まれた遺跡群。11世紀から13世紀にかけてのシンハラ王朝時代に、釈迦の歯を祭った仏歯寺があった場所で、仏塔、仏像、集会場などが多く残っている。
けいそく‐せん【鶏足山】
《(梵)Kukkuṭapādagiriの訳》古代インドのマガダ国の山。伽耶(がや)城の南東にあり、釈迦(しゃか)の弟子迦葉(かしょう)が入寂したと伝えられる鶏足洞がある。ククタパダ山。狼跡山。尊足山。