さが‐の‐しゃか【嵯峨の釈迦】
京都市嵯峨にある清涼寺の本尊、釈迦如来立像のこと。宋から奝然(ちょうねん)が持ち帰った、三国伝来と伝える木彫仏。
さが‐の‐だいねんぶつ【嵯峨の大念仏】
京都市嵯峨の清涼寺(釈迦(しゃか)堂)で、陰暦3月6日から15日までの10日間、人々が集まって念仏を唱えた行事。太鼓などを鳴らして「ははみた」と唱え、念仏後は仮面をかぶって町を歩く。弘安2年(1...
さら‐そうじゅ【娑羅双樹】
1 フタバガキ科の常緑高木。高さ約30メートルに及び、葉は光沢のある大きな卵形。花は淡黄色で小さい。材は堅く、建築・器具用。樹脂は瀝青(れきせい)(チャン)の代用となり、種子から油をとる。インド...
さら‐りん【娑羅林】
1 娑羅の木の茂った林。特に、釈迦の入滅した娑羅の林。しゃらりん。 2 今様(いまよう)の一種で、法文(ほうもん)の歌と同じく和讃(わさん)の曲節でうたうもの。しゃらりん。
さん‐え【三会】
《連声(れんじょう)で「さんね」とも》仏語。 1 仏が成道(じょうどう)後に、衆生済度(しゅじょうさいど)のために行う3回にわたる説法。 2 弥勒菩薩(みろくぼさつ)が釈迦(しゃか)入滅の56億...
さんきょう‐ず【三教図】
道釈画の画題の一。儒教・仏教・道教の三教の祖、孔子・釈迦(しゃか)・老子を一緒に描くもの。三教一致の考えに基づく。
さんじ‐きょう【三時教】
釈迦1代に説かれた教説を三時期に分類したもの。法相宗では、初時教を有教(うきょう)(阿含(あごん)経など)、第二時教を空教(般若(はんにゃ)経など)、第三時教を中道教(華厳経など)という。
さんじ‐でん【三時殿】
三時4に適応するように釈迦のためにつくった3種の宮殿。
さん‐せい【三聖】
世界の三人の聖人。 ㋐釈迦・孔子・キリスト。 ㋑老子・孔子・釈迦。
古代中国の三人の聖人。 ㋐伏羲(ふっき)・文王・孔子。 ㋑尭(ぎょう)・舜(しゅん)・禹(う)。 ㋒文王・武王・周公。 ㋓...
さん‐ぞん【三尊】
1 仏・法・僧の三宝。 2 中央の仏(中尊)と左右の脇侍(きょうじ)の菩薩(ぼさつ)の三体。薬師三尊・釈迦三尊・阿弥陀(あみだ)三尊など。三尊仏。三尊像。