かん【鑑】
[常用漢字] [音]カン(呉)(漢) [訓]かんがみる かがみ 1 反省の資となる前例や手本。「殷鑑(いんかん)・亀鑑(きかん)」 2 資料を並べて手本とする書物。「図鑑・大鑑・年鑑・武鑑・宝鑑...
き‐かん【亀鑑】
《「亀」は甲を焼いて占ったもの。「鑑」は鏡の意》行動や判断の基準となるもの。手本。模範。「教育者の—ともいうべき人物」
こうようぐんかん【甲陽軍鑑】
江戸初期の軍学書。20巻。武田信玄の臣、高坂昌信の著述というが、小幡景憲(おばたかげのり)編纂説が有力。信玄を中心とし、甲州武士の事績・心構え・理想を述べたもの。
ここんさんかん【古今算鑑】
幕末・明治初期の和算家(数学者)、内田五観(いつみ)の編著による数学書。天保3年(1832)刊行。自身の弟子たちが奉納した算額の問題を集成したもの。
こひつ‐てかがみ【古筆手鑑】
⇒手鑑1
さんぜそう‐めいかん【三世相命鑑】
3世の因果・吉凶をわかりやすく説いた書物。
ざいかん【材鑑】
木材の標本。ふつう樹木の幹を一定の大きさに切りそろえ、樹皮や材面、または木材組織の調査が可能なものをさす。
しじつがん【資治通鑑】
中国、宋代の歴史書。294巻。司馬光撰。1084年完成。周の威烈王の前403年から、後周の世宗の959年までの1362年間の君臣の事績を編年体で記したもの。名著の評高く、為政上の鑑(かがみ)と賞...
しょう‐かん【照鑑】
[名](スル)神仏、天皇などが明らかに見ること。照覧。「神々の—するところ」
しょう‐かん【賞鑑】
書画・骨董(こっとう)などを鑑賞し、鑑定すること。