かんむりょうじゅきょう【観無量寿経】
浄土三部経の一。1巻。畺良耶舎(きょうりょうやしゃ)訳。阿闍世(あじゃせ)王の悪逆を悲しんだ母の韋提希(いだいけ)夫人のために、釈迦が阿弥陀仏とその浄土の荘厳などを観想する16種の方法を説いた経...
がん‐ど【願土】
阿弥陀仏の本願の力によって成就された浄土、すなわち、極楽浄土。
がんりき‐えこう【願力回向】
浄土真宗で、衆生の往生の因も果も、すべて阿弥陀仏の本願の力によって施し与えられたものであること。他力回向。
願力(がんりき)の船(ふね)
阿弥陀仏の本願力によって衆生が生死の苦しみから抜け出すことができることを、船が彼岸に導くことにたとえた言葉。弘誓(ぐぜい)の船。
き‐ほう【機法】
《「機」は機根、「法」は教法》浄土真宗で、信心と阿弥陀仏の救い。「—一体」
きょうぎょうしんしょう【教行信証】
鎌倉前期の仏教書。親鸞(しんらん)撰。6巻。広く経典や解釈論の中から念仏往生の要文を抜粋・編集し、浄土真宗の教義を組織体系化した書。すべてを阿弥陀仏の回向(えこう)の働きと捉え、信心に中心を置い...
きんしょく‐じ【錦織寺】
滋賀県野洲(やす)市木部(きべ)にある寺。浄土真宗木辺(きべ)派本山。山号は遍照山、院号は安養院。天安2年(858)円仁が創建。初めは天台宗で、嘉禎元年(1235)親鸞(しんらん)が阿弥陀仏を安...
くおん‐ぶつ【久遠仏】
仏語。永遠の昔から人々を教化してきた仏。久遠実成の仏。釈迦仏・阿弥陀仏のこと。
くしょう‐ねんぶつ【口称念仏】
口に南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)などの念仏を唱えること。また、その念仏。→観念念仏
く‐そう【口唱】
仏・菩薩(ぼさつ)の名を口に出してとなえること。「南無阿弥陀仏と、くも—遥かに声うちあげたれば」〈栄花・峰の月〉