ざん‐せつ【残雪】
消え残った雪。特に、春になっても消えないで残っている雪。《季 春》「—やごうごうと吹く松の風/鬼城」
しずり‐ゆき【垂り雪】
「垂(しず)り」に同じ。
し‐せつ【紫雪】
石川県に、江戸時代から伝承される家庭薬。内服用の練り薬で、熱病・傷寒・酒毒・吐血・食滞などのときに用いる。紫雪丹。
しっ‐せつ【湿雪】
水分を多く含んだ、湿った雪。湿り雪。
しまり‐ゆき【締(ま)り雪】
新雪の結晶が昇華によって氷の粒となったり、また、降り積もる雪の重みで全体が締まった状態となった積雪。
しめり‐ゆき【湿り雪】
「湿雪(しっせつ)」に同じ。
しゅく‐せつ【宿雪】
日数を経てまだ消えないで残っている雪。残雪。
しゅん‐せつ【春雪】
春になって降る雪。春の雪。《季 春》「—三日祭の如く過ぎにけり/波郷」 [補説]書名別項。→春雪
しゅんせつ【春雪】
中村汀女による句集。昭和15年(1940)刊。
しょう‐せつ【小雪】
二十四節気の一。11月22日ごろ。《季 冬》「—や古りしだれたる糸桜/蛇笏」