ささめゆき【細雪】
谷崎潤一郎の長編小説。昭和18〜23年(1943〜1948)発表。大阪船場の旧家の美貌の四人姉妹を主人公に、それぞれの生活と運命とを絵巻物風に描く。
さっさ‐せいせつ【佐々醒雪】
[1872〜1917]国文学者・俳人。京都の生まれ。本名、政一(まさかず)。近世俳諧・歌謡の研究者。また、俳句結社「筑波会」同人として作句。著「連俳小史」「俗曲評釈」「修辞法講話」など。
さと‐ゆき【里雪】
平地に降る雪。特に、日本海沿岸の平野部に降る多量の雪。⇔山雪(やまゆき)。
ざらめ‐ゆき【粗目雪】
ざらめ糖のように大粒の積雪。新雪が日中とけ、夜間に凍ることを繰り返してできる。《季 冬》
ざん‐せつ【残雪】
消え残った雪。特に、春になっても消えないで残っている雪。《季 春》「—やごうごうと吹く松の風/鬼城」
しずり‐ゆき【垂り雪】
「垂(しず)り」に同じ。
し‐せつ【紫雪】
石川県に、江戸時代から伝承される家庭薬。内服用の練り薬で、熱病・傷寒・酒毒・吐血・食滞などのときに用いる。紫雪丹。
しっ‐せつ【湿雪】
水分を多く含んだ、湿った雪。湿り雪。
しまり‐ゆき【締(ま)り雪】
新雪の結晶が昇華によって氷の粒となったり、また、降り積もる雪の重みで全体が締まった状態となった積雪。
しめり‐ゆき【湿り雪】
「湿雪(しっせつ)」に同じ。