えいがいってい【詠歌一体】
鎌倉初期の歌論書。1巻。藤原為家著。弘長3年(1263)または文永7年(1270)ころの成立か。和歌の実践論・本質論などを説き、平淡美を主張したもの。八雲口伝(やくもくでん)。えいがいったい。え...
えい‐げんじつ【映幻日】
太陽から地平線を挟んで真下に出現する映日の両側に1個ずつ見える線状の像。太陽に対する幻日と同じく、雲の氷晶が映日の光を屈折させてできる。高山や飛行機などから見られる。
えい‐じつ【映日】
太陽から地平線を挟んだ真下の対象な位置に出現する光の帯。雲の氷晶が光を反射してできる虚像で、高山や飛行機などから見られる。
え‐ぎぬ【絵衣】
近世、采女(うねめ)の着用した装束の一。表は椿の花に雲を配した彩色の白練り絹、裏は萌葱(もえぎ)色の無地の生絹(すずし)を用いた。うねめぎぬ。
えぞ‐にしき【蝦夷錦】
《蝦夷地を経て伝えられたところから》中国産の錦。赤地・紺地または緑地に金糸・銀糸などで、雲竜(うんりょう)の文様を織り出したもの。今は京都の西陣でも作り、袈裟(けさ)地、装飾用に使う。えぞでにしき。
エッチ‐アルファせん【Hα線】
電離した水素原子が発する輝線スペクトルの一。波長は656.3ナノメートル。肉眼では赤っぽく見える。散光星雲などに見られる、この輝線を発する領域はHⅡ領域とよばれる。
エッチツー‐りょういき【HⅡ領域】
電離した水素ガスが、近傍の若い大質量星からの紫外線によって励起されて、光を放射している領域。電離水素が再結合する際に赤っぽい輝線(Hα線)を放つ。代表的なHⅡ領域としてオリオン星雲、干潟星雲、薔...
エヌ‐エル‐シー【NLC】
《noctilucent clouds》⇒夜光雲
エヌジーシー‐せいひょう【NGC星表】
《New General Catalogue of Nebulae and Clusters of stars》英国の天文学者ドライヤーが1888年に編集した星表。7840個の星雲・星団の位置・...
えび‐の‐しっぽ【海老の尻尾】
霧氷の一。高山などで、セ氏零度以下に過冷却した霧や雲の粒が岩石・樹木などに吹きつけられて着氷したもの。風上側に伸び、エビの尾状になる。