がんせき‐かいがん【岩石海岸】
海岸や湖岸で、水面付近に岩石が露出しており、砂地がほとんどみられない海岸。磯(いそ)。
がんせき‐さばく【岩石砂漠】
岩石や砂礫などが露出した平原状の砂漠。世界の砂漠の大部分を占める。→砂砂漠
きえ‐かえ・る【消え返る】
[動ラ四] 1 《「返る」は、すっかり…する意》すっかり消えてなくなる。また、たちまち消えてしまう。「定めなく—・りつる露よりも空頼(そらたの)めする我は何なり」〈かげろふ・上〉 2 《「返る」...
き・える【消える】
[動ア下一][文]き・ゆ[ヤ下二] 1 感覚でとらえられなくなる。 ㋐姿・形などが見えなくなる。「煙が空に—・える」「男は人ごみの中に—・えた」 ㋑音が聞こえなくなる。「足音が—・える」 ㋒にお...
きえ‐わ・ぶ【消え侘ぶ】
[動バ上二]恋などのため、死ぬほどにつらく思う。「—・びぬうつろふ人の秋の色に身をこがらしの森の白露」〈新古今・恋四〉
きおい【競い/勢い】
1 張り合うこと。競争すること。 2 強い勢い。気勢。「墨摺流(すりなが)す空の—夕立の雨の一しきり」〈二葉亭・浮雲〉 3 「競い肌」に同じ。「職人らしき—の風」〈露伴・五重塔〉 4 「競い馬」...
きかい‐シャッター【機械シャッター】
カメラで、露光時間を機械的に制御し、シャッター幕やシャッター羽根の開閉を行う機構。電子シャッターに比べて精度は劣るが、電源を必要としない。機械式シャッター。メカニカルシャッター。
き‐が【木香】
1 木材のかおり。「—の残る新築の家」 2 酒に移った樽(たる)の香。「たまには杉の—の躍り出る奴を呑ませ」〈露伴・新浦島〉
きく‐か【菊花】
1 菊の花。《季 秋》 2 薫物(たきもの)の名。菊の花の香を模したもの。丁字香(ちょうじこう)・沈香(じんこう)・麝香(じゃこう)をねり合わせてつくる。菊の露。
きくじどう【菊慈童】
周の穆王(ぼくおう)に愛された侍童(じどう)。罪を犯して南陽郡酈県(れきけん)に流され、その地で菊の露を飲んで不老不死の仙人になったという。
謡曲「枕慈童(まくらじどう)」の観世流における名称。