ほう‐わ【飽和】
[名](スル) 1 含みもつことのできる最大限度に達して、それ以上余地のないこと。「—状態の交通事情」「光に—した僕の眼にはそこは真暗に見えた」〈有島・宣言〉 2 ある条件のもとで、ある量が増加...
ほうわ‐えんざん【飽和演算】
コンピューターなどで、演算結果の値が取り扱い可能な最大値を上回ったり、最小値を下回ったりしたとき、演算が飽和した最大値または最小値に留めておく手法。DSPによる画像処理や音声処理などの演算で用い...
ほうわ‐かごうぶつ【飽和化合物】
分子内の炭素原子間に二重結合や三重結合を含まず、すべて単結合からなり、炭素の原子価が満たされている有機化合物。メタン系炭化水素など。
ほうわこうごうせい‐そくど【飽和光合成速度】
植物の光合成において、光の強度が上がると光合成速度が速くなるが、ある強度以上では飽和状態に達し、それ以上速くはならない。その光合成速度のこと。また、このときの光の強度を光飽和点という。
ほうわ‐しぼうさん【飽和脂肪酸】
炭素間の結合に二重結合を含まない脂肪酸。酢酸・パルミチン酸・ステアリン酸など。 [補説]摂取量が多すぎると、LDLコレステロールが増加し、心筋梗塞や糖尿病のリスクが高まると考えられている。また、...
ほうわ‐じか【飽和磁化】
磁界の強さを増しても、それ以上磁化が増大しない状態に達したときの磁化の強さ。
ほうわ‐じょうき【飽和蒸気】
同一物質の液体や固体と平衡状態で共存しているときの蒸気。
ほうわ‐じょうきあつ【飽和蒸気圧】
飽和蒸気の圧力。一般に温度の上昇につれて高くなる。最大蒸気圧。
ほうわ‐じんこう【飽和人口】
ある一定の地域で、これ以上は収容できない限度に達した人口。
ほうわすいじょうき‐あつ【飽和水蒸気圧】
空気中の水蒸気が飽和したときの水蒸気圧。温度が上がると大きくなる。