じゃ【邪】
[常用漢字] [音]ジャ(呉) ヤ(呉)(漢) [訓]よこしま や か 1 正道と食い違うこと。ねじけている。よこしま。「邪悪・邪曲・邪慳(じゃけん)・邪心・邪推・邪道/正邪・破邪」 2 人に害...
じゃ‐き【邪鬼】
1 たたりをする神。また、物の怪(け)。怨霊(おんりょう)。 2 四天王像に踏まれている鬼。仏法を犯す邪神として懲らしめられ、苦悶の表情をみせる。
じゃ‐しん【邪神】
邪悪な神。悪神。「悪鬼—」
じゃ‐の‐すし【蛇の鮨】
1 富山地方で作られていた松波鮨のこと。 2 ありそうもない珍奇なもののたとえ。「—、鬼の角細工、何をしたればとて売れまじき事にあらず」〈浮・永代蔵・二〉
じゅうご‐や【十五夜】
1 陰暦15日の夜。三五(さんご)の夕べ。満月の夜。 2 陰暦8月15日の夜。中秋の名月の夜で、酒宴を催し、詩歌を詠む習わしがあり、また、月見団子・芋・豆・栗などを盛り、ススキや秋の草花を飾って...
じゅう‐らせつにょ【十羅刹女】
法華経に説かれる10人の羅刹女。初め、人の精気を奪う鬼女であったが、のちに鬼子母神らとともに仏の説法に接し、法華行者を守る神女となった。藍婆(らんば)・毘藍婆(びらんば)・曲歯(こくし)・華歯(...
じょう‐し【上厠】
[名](スル)便所にはいること。「便意を催し、—す」〈百閒・百鬼園随筆〉
じょう‐そう【常総】
常陸(ひたち)国と下総(しもうさ)国との併称。
茨城県南西部、鬼怒川下流にある市。江戸時代は水運で栄えた。平成18年(2006)1月、水海道(みつかいどう)市が石下町を編入して改称。人口6....
じらいや【自来也/児雷也】
読本・草双紙・歌舞伎などに登場する人物。蝦蟇(がま)の妖術を使い、神出鬼没の活躍をする。中国、宋の沈俶撰(しんしゅくせん)の説話集「諧史」に現れる怪盗の我来也を翻案したもの。
じろう‐しゅ【治聾酒】
春分に最も近い戊(つちのえ)の日に、土地の神に供える酒。また、この日に飲む酒。この日に酒を飲むと耳の障害が治るという。《季 春》「—の酔ふほどもなくさめにけり/鬼城」