うぐいす‐もち【鶯餅】
餅または求肥(ぎゅうひ)であんを包み、両端をとがらせて青きなこをまぶし、鶯のような形・色にした餅菓子。《季 春》
おう‐こく【鶯谷】
《「詩経」小雅・伐木から》鶯(うぐいす)が谷にいること。また、鶯のすむ谷。転じて、世の中にまだ名も知られず出世もしないこと。⇔鶯遷(おうせん)。
おう‐ご【鶯語】
鶯(うぐいす)の鳴き声。
おう‐さ【鶯梭】
鶯(うぐいす)が枝から枝へ飛び移って鳴くようすを、機(はた)の梭(ひ)の動くのにたとえていう語。
おうしゅく‐ばい【鶯宿梅】
1 村上天皇の時、清涼殿前の梅が枯れたので紀貫之(きのつらゆき)の娘紀内侍(きのないし)の家の梅を移し植えたところ、枝に「勅(ちょく)なればいともかしこしうぐひすの宿はと問はばいかが答へむ」とい...
おう‐せん【鶯遷】
鶯が谷から出て大きな木に移ること。転じて、立身出世すること。進士の試験に及第すること。⇔鶯谷(おうこく)。
おう‐ぜつ【鶯舌】
鶯(うぐいす)の声。また、美しい声のこと。「記者諸君を、只だ三寸の—もて右に左に叩たき伏せ」〈木下尚江・火の柱〉