お‐さん【御三/御爨】
1 台所で働く下女の通称。おさんどん。「台所にては—が器物洗う音ばかりして」〈露伴・五重塔〉 2 台所仕事。おさんどん。「—もする、お針もする」〈蘆花・思出の記〉 [補説]貴族の屋敷の奥向き「御...
御竈(おかま)を起(お)こ・す
《かまどを築き上げる意から》身代を築く。財産を作る。「あいつめは—・すはなしだが」〈滑・膝栗毛・発端〉
おかま‐こおろぎ【御竈蟋蟀】
カマドウマの別名。《季 秋》
お‐かま【御釜/御竈】
1 「かま」「かまど」の美化語。 2 《3から》(御釜)男色や、その相手。また、女性の容姿や言葉遣いをまねる男性。 3 (御釜)尻の異称。→御釜を掘る 4 (御釜)下女の異称。 5 火山の噴火口...
おはら‐ぎ【大原木】
大原女が京都へ売りに来る薪(たきぎ)。かまどで蒸して黒くしたもの。黒木。おおはらぎ。
ウェスタ【Vesta】
ローマ神話で、竈(かまど)の女神。その神像はなく、火が崇拝の対象であった。また国家の竈の神でもあり、神殿をもっていた。ギリシャ神話のヘスティアにあたる。ベスタ。
えび‐こおろぎ【海老蟋蟀/蝦蟋蟀】
カマドウマの別名。《季 秋》
かお‐ばな【顔花/容花/貌花】
花の名。ヒルガオ・カキツバタ・オモダカ・ムクゲ・アサガオ・シャクヤク、または、美しい花の意など、諸説があるが未詳。かおがはな。「高円(たかまど)の野辺の—面影に見えつつ妹(いも)は忘れかねつも」...
かま‐の‐かみ【竈の神】
⇒竈神(かまどがみ)
かまど‐がみ【竈神】
かまどを守護する神。奥津日子命(おくつひこのみこと)と奥津比売命(おくつひめのみこと)の二神。のちに三宝荒神と混同されるようになった。かまがみ。かまのかみ。