くめ【久米】
姓氏の一。 [補説]「久米」姓の人物久米邦武(くめくにたけ)久米桂一郎(くめけいいちろう)久米正雄(くめまさお)
く‐め【貢馬】
貢ぎ物として奉る馬。「近代奥州より古(いにしへ)の如くなる名馬の—立たざるは」〈妻鏡〉
く‐めい【苦茗】
苦い茶。質の悪い茶。「亭主一口飲み、これは散々の—や、と𠮟る時」〈咄・醒睡笑・八〉
くめ‐うた【久米歌/来目歌】
古代歌謡のうち、記紀の神武天皇の条にある久米部(くめべ)が歌ったとされる6首の歌。また、特に久米舞に用いる歌をいう。
くめ‐じま【久米島】
沖縄諸島の西端にある火山島。古くは球美(くみ)ともいわれ、中国との交易の中心地であった。キクザトサワヘビやクメジマボタルなど島固有の水生生物が生息する渓流一帯は、平成20年(2008)ラムサール...
くめじま‐くうこう【久米島空港】
沖縄県島尻郡久米島町にある空港。地方管理空港の一。昭和52年(1977)開港。久米島の西端に位置する。
くめじま‐つむぎ【久米島紬】
久米島から産出する紬。紺や茶を使った縞物が多い。琉球紬(りゅうきゅうつむぎ)。
くめ‐の‐せんにん【久米仙人】
伝説上の仙人。大和国の竜門寺にこもり空中飛行の術を体得したが、吉野川で衣を洗う女の白い脛(はぎ)に目がくらんで墜落。その女を妻として世俗に帰った。のち、遷都の際、木材の空中運搬に成功して天皇から...
くめだ‐でら【久米田寺】
大阪府岸和田市にある真言宗の寺。山号は竜臥山。天平10年(738)行基の開創と伝えられ、行基四十九院の一。中世の曼荼羅図二幅、楠家文書・久米田寺文書など多数を所蔵。
くめ‐でら【久米寺】
奈良県橿原(かしはら)市にある真言宗の寺。山号は霊禅山。開創は久米仙人と伝えられ、また聖徳太子の弟の来目皇子(くめのおうじ)とする説もある。