くわえ【加え】
1 増しふやすこと。 2 酒を銚子などに注ぐこと。また、注ぐのに用いる器。「銚子、—の酒過ぎて」〈浮・一代男・八〉 3 婚礼などのとき、2を持って本酌人を助ける役の者。「花嫁君に二度つぎて…—は...
くわえ【銜え】
くわえること。多く、名詞の上に付いて、複合語として用いる。
くわえ‐ギセル【銜えギセル】
キセルに手を添えないで、口にくわえたままタバコを吸うこと。
くわえ‐こ・む【銜え込む】
[動マ五(四)] 1 歯や唇で奥深くしっかりとくわえる。「パイプを—・む」 2 女が男を連れ込む。引っ張り込む。「どこかへ客を—・むらしく」〈織田作之助・夫婦善哉〉
くわえ‐ざん【加え算】
足し算のこと。寄せ算。
くわえ‐タバコ【銜えタバコ】
巻きタバコに手を添えないで、口にくわえたままで吸うこと。
くわ‐えだしゃく【桑枝尺】
シャクガ科の昆虫。翅(はね)は黒色または黒褐色で、黒色の斜めの帯がある。幼虫は尺取虫で、桑の葉を食べ、成長すると約7センチにもなる。桑の細枝によく似ており、昔、桑畑で仕事をする人がまちがえて土瓶...
くわえ‐めん【銜え面】
1 面の内側にある突起を口にくわえてかぶる面。 2 歌舞伎で、顔をそぎ落とされる場面に用いる張り子の仮面。たもとや懐中にしのばせておいて、切られる瞬間、口にくわえる。殺面(そぎめん)。
くわえ‐ようじ【銜え楊枝】
楊枝を口にくわえること。飲食のあとのようすや気どったようすにいう。
くわ・える【加える】
[動ア下一][文]くは・ふ[ハ下二] 1 今まであるものに、さらに他のものを添えて合わせる。現在あるものの上に付け足す。また、そのようにして数量や度合いを増す。「だし汁を—・える」「規約に一項を...