こころ‐まち【心待ち】
[名](スル)心中で待ち望むこと。「—にしたデートの日」「合格の吉報を—する」
こころ‐まどい【心惑い】
[名](スル)心が迷うこと。途方に暮れること。心迷い。「突然の災難に、ただ—するばかりだ」
心(こころ)惑(まど)・う
とまどう。当惑する。「泣きて伏せれば、—・ひぬ」〈竹取〉
こころ‐み【試み】
1 ためしにやってみること。企て。「新しい—が実行に移される」 2 雅楽の試演。試楽。「—の日かく尽くしつれば、紅葉の蔭やさうざうしくと思へど」〈源・紅葉賀〉 3 試飲・試食をすること。「—をい...
こころ‐みえ【心見え】
[名・形動ナリ]胸中を人に見透かされること。わざと心を人に見せるようにすること。また、そのさま。「世の常に思ふ別れの旅ならば—なるたむけせましや」〈後拾遺・離別〉
こころみ‐こう【試(み)香】
組香で、本香の前に、客がその日の主題に合わせた香の香りを確かめること。ためしこう。→本香
こころ‐みじか・し【心短し】
[形ク] 1 気が短い。気ぜわしい。せっかちである。「春の花、いづれとなくみな開け出づる色ごとに目を驚かぬはなきを、—・くうち捨てて散りぬるが」〈源・藤裏葉〉 2 飽きっぽい。移り気だ。「たのも...
こころ‐みだれ【心乱れ】
心の平静を失うこと。思慮分別を失うこと。「わづらふとのみ聞きわたるは、かやうの—にこそありけれ」〈夜の寝覚・一〉
こころみ‐に【試みに】
[副]はっきりしない事柄を確かめるために、やってみるさま。「—一口食べてみる」
こころみのユダヤコムプレックス【試みのユダヤ・コムプレックス】
青野聡の長編小説。昭和55年(1980)、雑誌「文学界」に連載。昭和56年(1981)刊行。