ごとばいんごくでん【後鳥羽院御口伝】
鎌倉前期の歌論書。1巻。後鳥羽天皇著。嘉禄(1225〜1227)ごろ成立か。初心者のための心得や一般的知識を述べ、源経信以下当代歌人を批評したもの。
ごとばじょうこうぞう【後鳥羽上皇像】
大阪水無瀬神宮が所蔵する後鳥羽天皇の似絵(肖像画)。紙本著色。藤原信実の作と伝わり、国宝に指定されている。後鳥羽天皇像。後鳥羽院像。
ごと‐べい【五斗米】
1 5斗の米。今の5升の米。 2 《年に5斗の扶持米(ふちまい)の意から》わずかな給料。
ごとべい‐どう【五斗米道】
中国、後漢末に起こった初期道教の宗教結社。2世紀後半、張陵が老子から呪法を授かったと称して創始。自ら天師と称し、祈祷(きとう)によって病気を治し、謝礼として米5斗を納めさせた。孫の張魯(ちょうろ...
五斗米(ごとべい)の為(ため)に腰(こし)を折(お)る
《「晋書」陶潜伝から》わずかな俸禄(ほうろく)のために、人の機嫌をとる。
ご‐とまり【五泊】
奈良時代から鎌倉中期、瀬戸内海を航行して難波(なにわ)に入る船が停泊した五つの港。檉生泊(むろうのとまり)(たつの市)・韓泊(からのとまり)(姫路市)・魚住泊(うおずみのとまり)(明石市)・大輪...
ごと‐みそ【五斗味噌】
鎌倉時代のころに用いられた味噌の一。材料を5斗用いるところからついた名。大豆2斗・糠(ぬか)2斗・塩1斗、あるいは大豆・糠・麹(こうじ)・酒粕・塩を各1斗ずつで造ったという。
ゴトランド‐き【ゴトランド紀】
《Gotland》⇒シルル紀
ゴトランド‐とう【ゴトランド島】
《Gotland》スウェーデン南東部、バルト海上の島。古生代シルル紀の地質からなり、大理石・石灰岩を産する。中心都市のビスビューは、ハンザ同盟都市として繁栄した。ゴットランド島。
ごとり
[副]重い物が他の物に触れたり、当たったりしたときの音を表す語。「—と貨車が動き出す」