ご‐ちょうし【五調子】
1 中国古来の音楽で、宮・商・角・徴(ち)・羽の五つの音階。 2 日本の雅楽で、壱越(いちこつ)調・平調(ひょうじょう)・双調・黄鐘(おうしき)調・盤渉(ばんしき)調の五つの調子。五調。
しき‐め【敷目】
1 「敷目板(しきめいた)」の略。 2 「敷目威(しきめおどし)」の略。「—に巻きたる赤糸威(あかいとをどし)の究竟(くっきゃう)の鎧(よろひ)を取り出だし」〈義経記・八〉
しきり‐がね【仕切り金/仕切り銀】
売り手が買い手から受け取るべき代金・諸経費の総額。しきりきん。しきりぎん。「—のうち二貫目出してつくばはれける」〈浮・一代女・五〉
あ・し【悪し】
[形シク](「よし」に対して)物事のありさまがよくない。また、不快な感じをもつさま。 1 本性・本質・気分・状態などについていう。 ㋐快くない。「このもとの女—・しと思へるけしきもなくて」〈伊勢...
しきしま【敷島/磯城島】
崇神天皇・欽明天皇が都を置いた、大和(やまと)国磯城(しき)郡の地名。 《枕詞「しきしまの」から転じて》大和の異称。 日本の異称。 紙巻きタバコの名。口付きで、明治37〜昭和18年(...
し‐きせ【仕着せ/為着せ/四季施】
1 主人が使用人に、季節に応じた衣服を与えること。また、その衣服。おしきせ。「仲働(なかばたらき)を雇うとしますと、給金から、年二度の—から」〈二葉亭・其面影〉 2 江戸時代、幕府が右筆(ゆうひ...
こつじき‐ちょう【乞食調】
雅楽の調子の一。太食(たいしき)調の枝(えだ)調子で、平調(ひょうじょう)(ホ音)を主音とする呂調音階のもの。器食(きしき)調。
ごしき‐どり【五色鳥】
1 キツツキ目ゴシキドリ科の鳥。全長約20センチ。くちばしが太く、全体に緑色で、額・のどは黄、頭・顔は青、背の一部と目先は赤い羽色をしている。台湾に分布。 2 ゴシキドリ科の鳥の総称。羽色が派手...
きさきのみや‐の‐つかさ【后の宮職】
律令制における皇后付きの役所。中務(なかつかさ)省の管轄。皇后宮職(こうごうぐうしき)。中宮職(ちゅうぐうしき)。きさいのみやのつかさ。
きん‐ちょう【錦帳】
錦(にしき)で織った垂れ布。にしきのとばり。