こと‐がま・し【言囂し】
[形シク]言葉が多い。口やかましい。うるさい。「さがなく—・しきも、しばしは、なまむつかしう」〈源・夕霧〉
ご‐たいせつ【御大切】
1 貴人に危険や災難が迫っていること。貴人が重態であること。「御病中の後室様…お風めしては、却って—でござります」〈伎・阿国御前化粧鏡〉 2 キリシタン文学で、愛。「—の深く甚だしきほどを」〈ど...
こちごち・し【骨骨し】
[形シク] 1 不作法であるさま。ぶしつけであるさま。「旧(ふる)物語にかかづらひて、夜を明かし果てむも、—・しかるべければ」〈源・橋姫〉 2 無骨であるさま。無風流であるさま。「もとより—・し...
ごそ‐ごそ
[副](スル)質のかたい、こわばったものなどが触れ合う音を表す語。また、そういう音を立てて、しきりに物事をするさま。「押し入れの中を—(と)かき回す」「のりが効きすぎて浴衣が—(と)する」
こ‐せい【古制】
古い時代の制度。古いしきたり。
こそ
[係助]種々の語に付く。 1 ある事柄を取り立てて強める意を表す。「今—実行にうつすべきだ」「もののあはれは秋—まされ」〈徒然・一九〉 2 ある事柄を一応認めておいて、それに対立的、あるいは、...
ご‐せん【五賤】
「五色(ごしき)の賤」の略。
こそ‐あれ
[連語]《係助詞「こそ」+動詞「あり」の已然形。逆接の意味で下に続く》 1 …はあることはあるが。「図書室で—、ろくな本はない」 2 「こそかくあれ」「こそ多くあれ」など、「こそ」と「あれ」との...
こ‐ぞく【古俗/故俗】
昔の風俗。古くからのしきたり。「—を今に伝える祭礼」
げす‐おんな【下種女】
身分の低い女。「—のなり悪しきが子負ひたる」〈枕・一二二〉