ひる・む【怯む】
[動マ五(四)] 1 おじけづいてしりごみする。気後れする。「相手の剣幕に—・む」 2 手足がなえる。しびれる。「心痛く背悶(いた)むで骨—・み」〈大慈恩寺三蔵法師伝院政期点・九〉
に‐の‐あし【二の足】
1 二歩目。 2 《二の足を踏むの意から》ためらうこと。しりごみ。 3 太刀の鞘(さや)の帯取りを通す足金物(あしかなもの)で鞘口から遠い方のもの。
二(に)の足(あし)を踏(ふ)・む
一歩目は進みながら、二歩目はためらって足踏みする。思い切れずに迷う。ためらう。しりごみする。「正札を見て—・む」
たじろ・ぐ
[動ガ五(四)]《古くは「たじろく」》 1 相手の勢いに圧倒されて、ひるむ。しりごみする。「捨て身の攻勢に—・ぐ」 2 ひけをとる。劣る。「文(ふみ)の道は、少し—・くとも」〈宇津保・俊蔭〉
たい‐くつ【退屈】
[名・形動](スル) 1 することがなくて、時間をもてあますこと。また、そのさま。「散歩をして—をまぎらす」「読む本がなくて—する」 2 飽き飽きして嫌けがさすこと。また、そのさま。「—な話」「...
たじろが・す
[動サ五(四)]しりごみさせる。動揺させる。「視線を—・さずじっと見詰める」
おじ・ける【怖ける】
[動カ下一][文]おぢ・く[カ下二]怖がってびくびくする。恐れてしりごみする。「爆音に—・けて逃げる」