つり‐あい【釣(り)合い】
1 つりあうこと。かねあい。調和。均衡。バランス。「色の—が悪い」「—のとれたカップル」「—を保つ」 2 物体に二つ以上の力が働いても、その物体の運動状態に変化がない状態。力学的平衡。力の釣り合い。
つりあい‐おもり【釣(り)合い錘】
機械の自重や機械に作用する外力とつりあわせるために用いる錘。バランスウエート。
つりあい‐しけん【釣(り)合い試験】
回転体の質量分布が軸対称(釣り合い)になっているかどうかを調べ、調整する試験。自動車のタイヤなどに行う。
つりあい‐にんぎょう【釣(り)合い人形】
弥次郎兵衛(やじろべえ)のこと。
釣(つ)り合(あ)いを取(と)・る
つりあうようにする。「輸入品目を拡大して、貿易収支の—・る」
つり‐あ・う【釣(り)合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 二つ以上のものの平均がとれている。「左右が—・う」「収入と支出とが—・う」 2 色や材質などの調和がとれている。「帯と着物の色が—・っている」 3 互いに相手にふさわしい...
つり‐あが・る【釣(り)上(が)る/吊り上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 物がつられて上へあがる。「建材とともに道具まで—・る」 2 (釣り上がる)釣り針で釣られて引きあげられる。「大魚が—・る」 3 ひきつったように上へあがる。「怒って目が—・る」
つり‐あげ【釣(り)上げ/吊り上げ】
1 つり上げること。「—磁石」 2 歌舞伎で、大道具の仕掛けにより、登場人物を舞台上部へつり上げること。また、その仕掛け。
つり‐あ・げる【釣(り)上げる/吊り上げる】
[動ガ下一][文]つりあ・ぐ[ガ下二] 1 物をつって上へあげる。「クレーンで資材を—・げる」 2 (釣り上げる)魚を釣り針で釣って引きあげる。「かつおを—・げる」 3 ひきつったように上へあげ...
つり‐あぶ【吊虻/釣虻/長吻虻】
双翅(そうし)目ツリアブ科の昆虫の総称。飛びながら長い口吻(こうふん)を出して花の蜜を吸う。はねを速く動かして飛ぶようすが、糸でつるされているように見えるのでこの名がある。幼虫は他の昆虫の卵・幼...