とう‐ろ【当路】
《要路にあたる意》重要な地位についていること。また、その人。「—者」「是(ここ)に於て書を—に上(たてま)つり」〈露伴・日ぐらし物語〉
とう‐ろ【凍露】
露がこおってできた氷のつぶ。
とう‐ろ【頭顱】
あたま。頭部。「場内に充ち満ちた—が、ハッと机にうつむいて」〈谷崎・悪魔〉
とう‐ろう【灯籠】
灯明を安置するための用具。古くインドでは竹や瓦で作られたらしいが、日本では青銅製や石造のものが多い。台灯籠・釣り灯籠があり、現在は多く装飾用。盂蘭盆(うらぼん)には切り子灯籠の類が用いられる。《...
とう‐ろう【登楼】
[名](スル) 1 高い建物に登ること。 2 妓楼(ぎろう)にあがって遊ぶこと。「明るいうちから—するのも」〈逍遥・当世書生気質〉
とう‐ろう【蟷螂/螳螂/螳蜋】
かまきり。《季 秋》「—や露引きこぼす萩の枝/北枝」
とうろう‐おどり【灯籠踊(り)】
盂蘭盆(うらぼん)や祭礼の際に、点灯した灯籠を頭にのせて踊る風流(ふりゅう)踊り。京都の花園踊りなど、主に、関西以西に分布。
とうろう‐せつ【灯籠節】
⇒元宵節
とうろう‐ながし【灯籠流し】
盆の終わりの夜に、魂(たま)送りのため、小さい灯籠に火をともして川や海に流す行事。流灯。流灯会。《季 秋》「ながあめのあがりし—かな/万太郎」
とうろう‐にんぎょう【灯籠人形】
紙人形の体内に灯火をともしたり、舞台を灯籠などで飾ったりして操る人形芝居。