かみ‐かぶり【紙冠】
陰陽師(おんようじ)や法師が、祈祷(きとう)のとき額につける三角の紙。中世以後、死者につけさせる風習が生じた。紙烏帽子(かみえぼし)。かみこうぶり。
しぼ【皺】
1 糸の縒(よ)り具合で、織物の表面に現れる凹凸。また、紙や皮革などの表面につけたしわ。 2 烏帽子(えぼし)の表面につけたしわ。さび。
こ‐みだし【小見出し】
1 文章の章や節などにつける見出し。 2 新聞などで、大きな見出しのわきに補足的につける、小さな字の見出し。⇔大見出し。
こし‐づな【腰綱】
1 腰につける綱。高所作業の際に落下防止のためにつける綱など。 2 「息綱(いきづな)」に同じ。
サドルバッグ【saddlebag】
1 馬の鞍(くら)につける、革または厚地の布製の袋。鞍嚢(あんのう)。 2 自転車やオートバイの、腰掛けの後ろにつけるかばん。
こし‐あて【腰当て】
1 すわるときに腰の後ろに当て、姿勢を楽にしたり保温したりするもの。 2 修験者・猟師などが腰につけた敷き皮。長方形の毛皮の上端にひもをつけ、後ろ腰に当てて前で結ぶ。引っ敷き。尻皮。 3 近世、...
しで【四手/垂】
《動詞「し(垂)ず」の連用形から。「四手」は当て字》 1 玉串(たまぐし)や注連縄(しめなわ)などにつけて垂らす紙。古くは木綿(ゆう)を用いた。→〆の子 2 白熊(はぐま)の毛で作った払子(ほっ...
こし‐づけ【腰付け】
1 腰につけること。また、腰につけて持って歩くもの。 2 「腰巾着(こしぎんちゃく)2」に同じ。「御—の佐右衛門」〈浮・万金丹・二〉 3 「腰差(こしざ)し2」に同じ。
け‐みょう【仮名】
1 仮につけた名。かめい。⇔実名(じつみょう)。 2 元服のときに烏帽子親(えぼしおや)につけてもらう呼び名。通称。俗称。「其の—実名分明ならず」〈平家・一一〉 3 仏語。実体のないものに、仮に...
き‐ぎわ【着際】
1 着物など身につけるものの端の部分。「笄(かうがい)にて、障子ごしに袴(はかま)の—を刺しければ」〈曽我・六〉 2 着物などを身につけたようす。着こなしのぐあい。「袴の—烏帽子つき、河津殿にさ...