はったん‐おり【八端織(り)/八反織(り)】
《1反が普通の絽(ろ)の8反の重さに相当するところからいう》練り糸を用いて、縦・横に褐色と黄色の縞模様を表した厚地の絹織物。丹前や布団地などに用いる。綾糸織り。
はったん‐がけ【八端掛/八反掛】
《1反の値が紬(つむぎ)の8反分に相当するところからの名という》 1 八丈島産の絹織物。絹の合わせ糸をよって織った上質の綾織り。 2 仙台産の上質の絹織物。
ハッダ【Hadda】
アフガニスタン東部にある古代仏教寺院の遺跡。クシャン朝時代の仏塔・塑像(そぞう)が数多くあり、ガンダーラの美術様式として知られる。
はっ‐ち【発地】
出発地。発進地。
ハッチ【hatch】
1 船舶で、甲板から船室へ通じる、上げぶたのついた昇降口。また、その上げぶた。 2 航空機などの出入り口、特に非常口。 3 料理などを出し入れするため、台所と食堂との間に設けた小さな窓口。
はっち‐はっち【鉢鉢】
[感]「はちはち(鉢鉢)」の音変化。「托鉢(たくはつ)の道心者、—と門に立つ」〈浄・堀川波鼓〉
ハッチバック【hatchback】
ファーストバック型の乗用車で、後部に船のハッチのような跳ね上がるドアをもつもの。リフトバック。
はっち‐ぼうず【鉢坊主】
「はちぼうず」の音変化。「地蔵盆に筵(むしろ)を敷いて鉦(かね)をカンカンと敲(たた)く、—其のままだね」〈鏡花・縷紅新草〉
はっちゃ
[感]驚いたときや恐ろしいときに発する声。「—、怖しと会釈もせず」〈浄・傾城酒呑童子〉
はっちゃ
[副助]《副助詞「ほか」の音変化か》あとに否定の表現を伴って、その語に「しか」「ほか」の意を添える語。「あん中に知った顔なやつは、たった二人—ない」〈洒・遊子方言〉