ひ‐だすき【火襷】
無釉(むゆう)の陶器にたすきを回したような茜(あかね)色の線状の現れたもの。焼成中に他の器と接解するのを避けるために用いた藁(わら)が、器肌に焼きついて自然に現れたのに始まる。備前焼の特色をなし...
ひだ‐たい【飛騨帯】
西南日本の最も古い地質帯。岐阜県北部から富山県南部にかけて分布する。広域変成作用を受けた片麻(へんま)岩や角閃(かくせん)石を含む飛騨変成岩からなる。
ひ‐だち【肥立ち】
1 日がたつにつれて成育すること。「—のいい赤ん坊」 2 病人や産婦が日増しに健康を回復すること。「産後の—がよい」
ひ‐だっそ【脾脱疽】
⇒炭疽(たんそ)1
ひ‐だ・つ【肥立つ】
[動タ五(四)] 1 日がたつにつれて成育する。「赤ん坊が—・つ」 2 病人や産婦が日増しに健康を回腹する。「思うように—・って来ない自分の体を不思議がったが」〈秋声・黴〉
ひ‐だつりゅうせい【非脱粒性】
種子が成熟しても、穂や莢(さや)から離れ落ちることなく留まる性質。収穫が容易になるため、稲や麦のような栽培植物の多くがこの性質をもつ。→脱粒性
ひ‐だね【火種】
1 火をおこす種とする火。「—を絶やす」 2 事件・騒動などの起こる原因となるもの。「内紛の—をかかえる」
ひだ‐の‐くに【飛騨国】
⇒飛騨
ひだ‐たくみ【飛騨工/飛騨匠】
⇒ひだのたくみ
ひだ‐の‐たくみ【飛騨工/飛騨匠】
古代、飛騨国から毎年交替で京都にのぼり、主に木工寮(もくりょう)にいて公役に従事した工匠。斐陀匠。ひだたくみ。
今昔物語にみえる伝説的工匠。画工百済河成(くだらのかわなり)と技を競ったという。