トンネル‐じんぱい【トンネル塵肺】
トンネル工事に従事して大量の粉塵を吸引したことで肺の機能低下をまねく職業病。→塵肺
ながみつ【長光】
狂言。都の盗人が田舎者の持つ長光の太刀をだまし取ろうとして争いになる。仲裁人がその特徴を聞くと、盗人は田舎者の話をまねて答えるが、最後にはごまかしきれなくなって逃げだす。
なつ‐ご【夏蚕】
初夏に孵化(ふか)して飼われる蚕。飼養日数が短く、繭の量・質ともに劣る。かさん。《季 夏》「—いまねむりたらひぬ透きとほり/楸邨」→春蚕 →秋蚕
なっとう‐えぼし【納豆烏帽子】
近世の折(おり)烏帽子の俗称。巾子形(こじがた)の前面にある「まねき」の部分が、三角形をしていて寺納豆の入れ物である曲げ物の形状に似ているところからの名。
なぞら・える【準える/准える/擬える】
[動ア下一][文]なぞら・ふ[ハ下二] 1 ある物事を類似のものと比較して、仮にそれとみなす。擬する。なずらえる。「人生を航海に—・える」 2 まねて作る。にせる。なずらえる。「正倉院に—・えた造り」
なすび‐ば【茄子歯】
1 虫歯になり、黒くなった歯。 2 おはぐろをつけた歯。また、なすの実の皮をあてて、おはぐろのまねをした歯。
とら‐の‐かしら【虎の頭】
虎の頭の形に模した作り物。それを煮るまねをした湯で産湯を使わせると、子供の穢(けが)れを払い丈夫に育つといわれた。後世の犬張り子はこれに倣ったものといわれる。
虎(とら)を画(えが)きて狗(いぬ)に類(るい)す
《「後漢書」馬援伝から》勇猛な虎を描こうとして、犬のようなものになってしまう。力量のない者が、すぐれた人のまねをして、かえって軽薄になることのたとえ。また、目標が大きすぎて失敗することのたとえ。
なまいだ‐ぼうず【なまいだ坊主】
江戸時代、鉦(かね)をたたいて念仏を唱えながら浄瑠璃や物まねを演じて金品をもらい歩いた僧形の物乞い。
とくてい‐こうれいしゃ【特定高齢者】
65歳以上の高齢者で現在は自立して暮らしているが、要支援・要介護になる可能性のある人をいう。健康診断などをもとに市区町村が選定し、介護予防ケアマネージメントが実施される。 [補説]平成22年(2...