みたけ‐そうじ【御岳精進】
吉野の金峰山(きんぷせん)に参詣する人が、その前に50日から100日の間精進すること。「—にやあらむ、ただ翁びたる声に額づくぞ聞こゆる」〈源・夕顔〉
みたけ‐まいり【御岳参り】
1 吉野の金峰山(きんぷせん)に参詣すること。御峯詣り。 2 長野県の御嶽(おんたけ)神社の奥宮へ参詣すること。→御嶽山 3 巳・午の日に、京都稲荷(いなり)神社の稲荷山山頂にもうでること。
みた・す
[動サ四]「来る」「行く」の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「火折尊(ほのさきのみこと)帰り—・して」〈神代紀・下〉
みた・す【満たす/充たす】
[動サ五(四)] 1 容器の中いっぱいに入れる。満ちるようにする。「コップに水を—・す」「腹を—・す」 2 求められているものを実現してやり、満足させる。「条件を—・す」「要求を—・す」「—・さ...
み‐たち【御館】
1 国府の庁。また、領主の役所。「—に参りて申さんとて、走りて行きぬ」〈今昔・二五・一一〉 2 領主。主君。「—も上様(かみさま)も、死出の山と申す道越えさせ給ひて」〈義経記・八〉
み‐たつ【未達】
1 まだ達成しないこと。「目標額の—」 2 学問などがまだ熟達していないこと。 3 郵便物や電子メールがまだ届いていないこと。
み‐たて【見立て】
1 見て選び定めること。選定。「妻の—によるネクタイ」 2 病気を診断すること。また、その結果。「医者の—」「—違い」 3 《2から転じて》こうだろうと予測すること。「日経平均8000円割れはな...
み‐だて【見立て】
《「みたて」とも》見た感じがよいこと。みばえ。「よろづに—なく」〈源・帚木〉
みたて‐え【見立絵】
物語や故事・説話などに取材しながら、人物・風俗や場面設定などを当世風にして描いた絵画。特に浮世絵に多い。
みたて‐がえ【見立て替へ】
前に見立てたものを取りやめて、代わりに他のものを見立てること。特に、客が先に選んだ遊女をやめて、別の遊女を選ぶこと。「私が—にでも致すか」〈洒・南門鼠〉