いろり【囲炉裏】
室内の床の一部を四角に切り抜いて火をたくようにした場所。暖房・煮炊きに用いる。炉。《季 冬》「大原女の足投げ出して—哉/召波」 [補説]「囲炉裏」は当て字。
いろ‐り【色利/煎汁】
鰹節(かつおぶし)・するめ・大豆などを煮詰めてとっただし汁。煮物に用いる。
かつお‐いろり【鰹色利】
かつお節を作るときに出た汁を煮詰めたもの。味付けに用いる。
きょろり
[副] 1 目を大きくはっきりと見開いているさま。「ふたえの—とした眼もとに」〈里見弴・多情仏心〉 2 平気なさま。けろり。「盗人はまゐりますまいと言うて、—として居るぢゃ」〈松翁道話・三〉
ぎょろり
[副]大きな目玉を鋭く動かしてにらむさま。「—と目をむく」
ぎろり
[副]目玉が鋭く光り動くさま。「—とにらむ」
けろり
[副] 1 何事もなかったように平然としているさま。「ミスをした当人が—としている」 2 跡形もなく消えてなくなるさま。すっかり。「痛みが—ととれる」「—と約束を忘れる」
ころり
銭百文。駕籠かき仲間の符丁。「道は二里ある駕籠賃—、—は知らぬ」〈浄・博多小女郎〉
ころり
[副] 1 急に転がったり倒れたりするさま。「さいころが—と転がる」 2 あっけなく死んだり、負けたりするさま。「かぜをこじらせて—(と)いってしまった」「殺し文句に—と参る」 3 前とすっかり...
コロリ
《ころりと死ぬ意から。コレラに「ころり」をかけてできた語》コレラのこと。 [補説]「虎狼痢」とも書く。