わたらい【渡らひ】
生活のためにする仕事。世渡りのわざ。なりわい。また、暮らし向き。「自ら勢家に託きて—を求む」〈孝徳紀〉
わたらい【度会/渡会】
三重県中東部の郡名。また、伊勢市を中心とする地域の旧県名。古くから伊勢神宮の神郡(かみごおり)で、慶応4年(1868)度会府が置かれ、明治4年(1871)度会県となり、明治9年(1876)、三重...
わたらい【度会】
姓氏の一。 [補説]「度会」姓の人物度会家行(わたらいいえゆき)度会延佳(わたらいのぶよし)度会行忠(わたらいゆきただ)
わたらい‐ごころ【渡らひ心】
生活のための心がけ。世渡りの心がけ。「よの—もなく、貧しくて」〈塗籠本伊勢・一七〉
わたらい‐ごと【渡らひ事】
生活のためにする仕事。生業。「人の田、畑つくり、商ひし、労して貯へ、—すれば」〈宇津保・祭の使〉
わたらい‐しんとう【度会神道】
⇒伊勢神道(いせしんとう)
わたらい‐の‐みや【度会宮】
⇒豊受(とようけ)大神宮
わたら・う【渡らふ】
[動ハ四]《連語「わた(渡)らう」が一語化したもの》生計を立てる。「汝に寄(つ)いて—・はむ」〈仁徳紀〉
わたら◦う【渡らふ】
[連語]《動詞「わたる」の未然形+継続反復の助動詞「ふ」。上代語》移っていく。渡っていく。「雲間より—◦ふ月の惜しけども」〈万・一三五〉
わたらせ‐がわ【渡良瀬川】
利根川の支流の一。栃木県西部の庚申(こうしん)山付近に源を発し、渡良瀬遊水地を経て、茨城県古河市と埼玉県加須市の境を流れ、利根川に合流する。長さ109キロ。明治中期以後、足尾銅山の鉱毒が流入し、...