なら‐でんじゅ【奈良伝授】
古今(こきん)伝授の流派の一。宗祇(そうぎ)から伝授された牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)が、奈良の町人学者饅頭屋(まんじゅうや)宗二に伝えたもの。
なま‐びょうほう【生兵法】
1 中途半端に兵法を知っていること。未熟な兵法。 2 十分身についていない知識や技術。なまはんかな学問。
なりた‐りこん【成田離婚】
《成田は成田空港の略》俗に、新婚旅行でのいさかいが原因でする離婚。 [補説]海外に行って現地でけんかになり、帰国した際の成田空港で離婚を決心するところからの名。平成2年(1990)ごろからの流行語。
なま‐にんじゃく【生人尺】
[名・形動ナリ]「生半可(なまはんか)」に同じ。「(ドラ息子ノ)居続けへ—な母の文」〈柳多留・二〉
なま‐はんじゃく【生半尺】
[名・形動ナリ]「生半可(なまはんか)」に同じ。「今つうといふは—をいふ」〈洒・噺之画有多〉
なま‐なか【生中/生半】
[形動][文][ナリ]中途半端なさま。どっちつかず。なまはんか。「—な心得では太刀打ちできない」 [副]そうすることがかえって良い結果とならず、まずいという気持ちを表す。なまじっか。「けれど...
なべ‐ぶた【鍋蓋】
1 鍋のふた。 2 卦算冠(けいさんかんむり)の俗称。「京」「享」などの「亠」の部分。
なまけ‐ぐま【懶熊】
クマ科の哺乳類。体長140〜180センチ。体は黒い長毛で覆われ、前肢の爪が長い。果物や蜂蜜(はちみつ)を好み、インド・スリランカの森林地帯に分布。蜜熊。
なま‐ごころ【生心】
1 なまはんかな風流心。「昔、—ある女ありけり」〈伊勢・一八〉 2 好色な心。「兄一万は—、顔を赤めてさしうつぶき」〈浄・根元曽我〉
なま‐ざとり【生悟り】
《「なまさとり」とも》いいかげんな悟り方。なまはんかな悟り。「—の経仏(きょうぼとけ)に為事(しょうこと)なしのあきらめ」〈一葉・やみ夜〉